『ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット』(東映)が初登場1位。全国300スクリーンの土日成績で、動員114万0081人、興収13億7205万4050円をあげ、2012年公開の邦画作品最速の100万人突破を記録。2009年に公開され興収48億円の大ヒットとなった前作「ONE PIECE Film STRONG WORLD」との土日成績対比は動員139.1%、興収132.0%となるヒットスタートをきった。原作者の尾田栄一郎が前作に続きプロデューサーを務めた本作は、脚本を放送作家の鈴木おさむが担当、ゲスト声優には篠原涼子、香川照之らが参加し、劇場版初の‘新世界編’の物語を描いており、先着で配布される入場者特典でコミックス「第千巻」などが入った「海賊の宝袋」も話題となっている。
2位は『映画 妖怪人間ベム』(東宝)。亀梨和也、杏、鈴木福により伝説のアニメを実写化し人気を得たテレビドラマの劇場版。書き下ろしの完全オリジナルストーリーで、「人間になるための最後の戦い」が描かれ、ドラマレギュラー陣のほか、観月ありさ、筒井道隆らが出演。全国331スクリーンで公開され、土日成績は動員17万5438人、興収2億0632万5850円。ドラマからのベムファンやファミリー層を中心に幅広く集客した。
5位は『ホビット 思いがけない冒険』(ワーナー)。全国878スクリーンで金曜公開され、土日成績は動員14万6315人、興収2億2051万7100円、オープニング3日間の累計成績は動員19万9122人、興収2億9165万9500円となった。「ロード・オブ・ザ・リング」から60年遡った冒険談「ホビットの冒険」を、ピーター・ジャクソン監督が映像化した3部作の第1弾。ホビット族のビルボが13人のドワーフと共に、邪悪なドラゴン・スマウグに奪われたドワーフの王国を取り戻す危険な冒険へと旅立つ。
8位は『フランケンウィニー』(ディズニー)。ティム・バートン監督が、孤独な少年と‘禁断の実験’によって甦った愛犬スパーキーとのピュアな愛を、ストップモーション・アニメで描いた白黒3Dファンタジー。キモかわいいキャラクターたちに反応したと思われる女性客も多く、全国489スクリーンの土日成績で、動員8万0953人、興収1億1181万8000円をあげた。