阿部寛×上戸彩共演『テルマエ・ロマエ』(東宝)が初登場首位を獲得。古代ローマ帝国の浴場設計技師が、現代日本にタイムスリップしてしまったことから起こる奇想天外な物語を描き、マンガ大賞&手塚治虫文化賞短編賞を史上初のW受賞したヤマザキマリによる人気コミックの映画化。主人公役の阿部をはじめ、市村正親、北村一輝、宍戸開ら日本屈指の顔の濃い役者陣がローマ人役を熱演。全国304スクリーンで公開され、土日2日間成績は動員32万5690人、興収4億3255万2300円。映画サービスデイとなった5月1日(火)までの公開4日間で、すでに動員70万人、興収8億円を超えており、興収30億円突破に向けヒットスタートを切った。
5位には『わが母の記』(松竹)が初登場。文豪・井上靖の自伝的小説を、「クライマーズ・ハイ」などの原田眞人監督が映画化。父親が亡くなり、疎遠だった老いた母親の面倒をみることになった主人公が、妻や娘たちに支えられ、自身の幼い頃の記憶と母の想いに向き合っていく姿を描いた家族ドラマ。役所広司、樹木希林、宮﨑あおいが出演。全国223スクリーンで公開され、土日成績は動員10万8720人、興収1億1859万9200円をあげた。
また10位には『HOME 愛しの座敷わらし』(東映)がランクイン。全国228スクリーンで公開され、土日2日間成績は動員4万5537人、興収5437万2400円。「明日の記憶」などの作家・荻原浩の小説を、監督・和泉聖治×主演・水谷豊の「相棒」シリーズコンビで映画化。東京から岩手県の片田舎にある古民家に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻していく。