2015年に「Esquire」誌に掲載され全米雑誌大賞を受賞したエッセーの映画化『Our Friend/アワー・フレンド』が10月15日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他にて全国公開となる。本編映像、ダコタ・ジョンソンのコメントが解禁となった。
2人の幼い娘を育てながら懸命に毎日を送っていたジャーナリストのマット(ケイシー・アフレック)と妻で舞台女優のニコル(ダコタ・ジョンソン)は、ある日突然告げられたニコルへの末期がんの宣告で生活が一変してしまう。妻の介護と子育てによる負担がマットに重くのしかかる中、過去に生きる希望を失いかけた時に2人から心を救われた親友デイン(ジェイソン・シーゲル)が一家を支えるためやってくる。2年にも及ぶ闘病生活。3人の想いと苦悩が交差する中で彼らが見つけた希望とは….。マット役には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したケイシー・アフレック。妻ニコル役には『フィフティ・シェイズ』シリーズで一躍注目を浴び、その後も『サスペリア』『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』等話題作が続くダコタ・ジョンソン。そして 2 人の親友デイン役には多くのコメディ作品に出演し、幅広い演技に定評のあるジェイソン・シーゲル。名実ともにキャリアを積み上げてきた多才な3人がみせる名演も見逃せない。
母親ニコル役のダコタ・ジョンソンが愛する娘たちとかけがえのない時間をかみしめ、愛情深いまなざしを向ける。娘たちが大好きなペディキュアを塗るちょっとしたコツやアイロンのかけ方を教えるなどいつもの夜のささやかな一コマだ。そんな中でトラブルが発生、娘がアイロンで火傷をしてしまう。騒ぎを聞き、デインは、故意ではないと分かっていてもやり場のない怒りが込み上げる長女に、マットは落ち込むニコルのもとへ駆けつける。そしてニコルはついに娘たちに自身のことを打ち明ける決意をするのだった―。
ダコタはこの役柄を通して「この物語から気持ち的に落ち込むということはなく、むしろ明るいものを感じることができました。途中涙が止まらなくなりましたがそれは癒しの涙でもありました。そしてもっと周りのみんなにありのままを見せ、繋がりを持ちたいと思うようになりました」「自分が生きる意味は、自分を含めて人を愛すること―この信念を持ち続けてきましたが、ニコルという役柄を経て、さらにこの思いを強く感じるようになりました。」と振り返る。
この作品がきっかけで、今まで以上に頻繁に友人たちと連絡を取るようになったと共演したジェイソンと共に語るダコタは、さらに続ける。「他の人たちにとっては些細なことだと思われてしまうとしても、続けることが大事だと気づきました。マットもデインに思いを伝えますが、多くの人はこの声掛け段階で怖気づいてしまうのだと思います。みんな自分の弱みも含め、ありのままの姿をオープンに話すことや誰かに拒絶されることは怖いと思うから。それでも、私はその人に自分の気持ちをすべて注ぎ込みたい。相手がどう受け取ったとしても、私は人を愛し、そして助けたいと思っているんです。」
映画『Our Friend/アワー・フレンド』本編映像【ニコルと娘たちの夜】10/15(金)公開
https://youtu.be/SavNEzMUDP8