日時:9月4日(土)
場所:TOHOシネマズ日比谷
登壇者:許斐 剛(原作・製作総指揮)、神志那弘志監督、皆川純子(越前リョーマ役)、置鮎龍太郎(手塚国光役)、諏訪部順一(跡部景吾役)、朴 璐美(エメラルド役)
9月3日(金)より全国公開中の『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』の公開記念舞台挨拶が4日(土)に都内にて行われ、原作・製作総指揮の許斐 剛先生、神志那弘志監督、皆川純子(越前リョーマ役)、置鮎龍太郎(手塚国光役)、諏訪部順一(跡部景吾役)、朴 璐美(エメラルド役)が登壇した。構想と制作に5年掛かっているという本作についての許斐先生の思いや、テニプリ初参戦となった朴の『テニプリ』の印象、そして、それぞれの“推しシーン”などを明かし、本作の見どころを語った。また、9月17日(金)、9月24(金)に各上映劇場で“〈無発声〉応援上映”の実施が発表された。
映画『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』は1999年より「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)そして、現在「ジャンプSQ.」にて連載中の続編『新テニスの王子様』を合わせ、累計発行部数6000万部を突破している人気漫画から初の3DCGアニメーション。本作は、『テニスの王子様』と『新テニスの王子様』の間の「空白の3か月」を、原作者自ら紡いだ作品だ。
大きな拍手に迎えられ始まった同舞台挨拶。構想と制作に5年と7か月掛かったという本作について許斐先生は、「22年の『テニスの王子様」の歴史をぶっ壊すことから考えました」と話し、「新しい世代にテニプリを観てほしかったので原点に立ち返って作ることに専念しました」と明かした。メガホンを取った神志那監督は「実は1回キャラクターを作り変えているんです」と驚きの発言。先の許斐先生の言葉にあったように、新しい世代の人にも観てもらいということを受けて「当初、少し頭身を小さめに作っていたんです。それを現在のサイズに作り変えました」という秘話を披露した。
本作のタイトルが『リョーマ!』であり、改めて主人公の“越前リョーマ”が中心となって描かれているストーリーに対し、皆川は「原点回帰を感じました」と言い、「1人のテニス少年“越前リョーマ”のカッコよさを伝えられたのかなと思います」と語った。また、『テニプリ』初参戦の朴は、連載20年を超える人気作品からのオファーに驚いたと口にし「“テニプリってあのテニプリ?”とマネージャに2度聞き返しました」とのこと。「彼女(皆川さん)が大切にしている作品に、ゲストして参加させていただけるということで、絶対彼女に恥をかかせちゃいけないなという思いを持って、臨みました」と話した。
<Decide>に置鮎演じる手塚国光、<Glory>に諏訪部演じる跡部景吾のオリジナルシーンが描かれる2タイプ上映の本作。自身のオリジナルシーンについて置鮎は「(手塚が)想像以上に甘い歌声だったからビックリしました。リョーマを口説いているのかな?と思うくらい(笑)」と本編の感想を口にし、「<Decide>を観たあとに、<Glory>を観たら、笑っちゃいました」と、ユニークな跡部の登場に驚いた様子。諏訪部も「(本編が)すごく良く出来ていて、ビックリしますよ」とアピール。加えて、「今回は『リョーマ!』でしたが、『クニミツ』や『ケイゴ』も今後あるかもしれないですよ(笑)」と口にした。
また、この舞台挨拶で、9月17日(金)と24日(金)に、無発声の応援上映を実施することも発表された。映画本編でも音楽的な要素が欠かせない作品であり、かつ、本編終了後に上映される、原作漫画やイラストを使用した、アニメの人気キャラクターソングをメドレーで映像化した「シアター☆テニフェスPetit」も好評なことから、この無発声での応援上映が決定。応援上映は各上映劇場で各日1回開催が発表された。
最後に、許斐先生から本作について「『テニプリ』を初めて観る人も楽しむことができる入口の作品になったと思います。劇場に何度も足を運んでもらえると嬉しいです。それが『テニプリ』の未来に繋がっていくと思います」と話し、舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じた。「シング×ダンス×プレイ」の新次元アドベンチャー『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』は、大ヒット公開中!