日本人著者によるベストセラーをドキュメンタリー映画化『僕が跳びはねる理由』予告映像解禁 人気声優・河西健吾が映画ナレーションに挑戦!

日本人著者によるベストセラーをドキュメンタリー映画化『僕が跳びはねる理由』予告映像解禁 人気声優・河西健吾が映画ナレーションに挑戦!
提供:シネマクエスト

会話のできない自閉症という障害を抱える作家・東田直樹がわずか 13 歳の時に執筆した『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫)。今まで理解されにくかった自閉症者の内面の感情や思考、記憶を分かりやすい言葉で伝えた内容が大きな注目と感動を呼び、30 か国以上で出版、現在 117 万部を超える世界的ベストセラーとなったこの書籍をもとにドキュメンタリー映画化された『僕が跳びはねる理由』(4/2 公開)より、「鬼滅の刃」時透無一郎役などで知られる人気声優・河西健吾ナレーションを務めた予告映像が解禁となった。

「言いたいことが言えない生活を想像出来ますか?」―原作者・東田直樹の問いかけの言葉から、予告は始まる。続いて「僕は世界をどう見ているのか。僕の場合は、まず、部分が飛び込んでくる」「今言われたことも、ずっと前に聞いた事も、僕の頭の中ではあまり変わらない」と東田が語るように“たくさんの人たちが見ている風景とはちょっと違って見えている自閉症者の世界や時間軸”をそのまま表現する“逆さまに見える廃墟”“先端だけ見える鉛筆”“ガラスが細かく割れるように聞こえる雨の音”“ランダムに現れる子供時代と大人時代の記憶”などの映像が斬新なカメラワークと感情に突き刺さるような美しさとともに映し出されていく。

その後、絵画に特別な才能を持っていたり、会話ではなく文字盤を使えば意思疎通ができたりするなど、様々な個性を持つ人たちが登場。周囲の人たちが自分たちの少し視点を変えることで、彼らが“普通”と言われる人では感じることのできない喜びを感じていることを知り、「少しだけ僕の言葉に耳を傾けて、僕らの世界を旅して欲しい」という東田の想いが通じていく様子を捉えた映像となっている。予告映像のナレーションを担当した河西健吾も、「とても素敵な予告編です。ぜひ皆さんにご覧頂けたらと思います!」とコメントを寄せている。

本作は、世界最大のインディペンデント映画祭としても有名な第 36 回サンダンス映画祭にてワールド・シネマ・ドキュメンタリーコンペティション部門 観客賞受賞、同年 2020 年に開催されたバンクーバー国際映画祭では長編インターナショナルドキュメンタリー部門観客賞&インパクト大賞を W 受賞したほか、多数の海外メディアからも「五感を刺激され自閉症者の世界を体感できる」(Backseat Mafia)、「斬新で見事なカメラワーク」(Screen Mayhem)、「感情に突き刺さるような美しさ!」(Variety)「驚異的な作品!」(The Hollywood Reporter)など、絶賛の声が続々と到着し世界各国からの高い注目を獲得、全米の映画批評サイト「ロッテン・トマト」でも満足度 98%という高得点を獲得した。

「自閉症と呼ばれる彼らの世界が“普通”と言われる人たちと、どのように異なって映っているのか?」を世界各地の5 人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を通して追い、明らかにし、そして「自閉症者の内面がその行動にどのような影響を与えるか」を斬新な映像表現や音響効果を駆使、彼らが見て・感じている世界をあたかも疑似体験しているかのように体感できる、これまで誰も観たことのなかった驚きと発見に満ち溢れている本作。2005 年当時わずか 13 歳だった少年が紡いだ言葉が海を越え、今もなお世界中の自閉症者やその親たちに希望を与え続け、また”普通“と言われる人たちにも新しい気付きを与えてくれる作品となっている。

なお、東田による原作『自閉症の僕が跳びはねる理由』を英訳したのは、トム・ハンクス、ハル・ベリー主演の映画『クラウド・アトラス』(2012)の原作などで知られるイギリスのベストセラー作家デイヴィッド・ミッチェルとその妻ケイコ・ヨシダ。日本に滞在していた経験もあるデイヴィッド・ミッチェルは自らも自閉症の息子を育てており、対応に困り果てていた我が子の行動に対する疑問の答えをこの書籍の中に見つけ、「世界中の自閉症の子を持つ親にもこの本を読んで欲しい・伝えたい」という願いから翻訳、2013 年『The Reason I Jump』として出版。現在では世界 30 か国以上で出版され、瞬く間に 117 万部を超えるベストセラーとなり、その後、この英語版書籍『The Reason I Jump』が、本作にも出演しているジョスの両親(本作のプロデューサーを務めるジェレミー・ディアとスティーヴィー・リー)の目にとまったことで、映画『僕が跳びはねる理由』が誕生した。

「普通とは?」「個性とは何か」という普遍的な疑問、「会話(=コミュニケーション)の大切さ」「多様性の重視」など…本作を通して、他者と分断されている今を生きる誰もが共感し、問いかけることができるような感動の“体感”ドキュメンタリー映画となっている。

4/2(金)公開 映画『僕が跳びはねる理由』予告編
https://youtu.be/ZQS1NR_AWfQ

最終更新日
2021-02-05 12:00:23
提供
シネマクエスト(引用元

広告を非表示にするには