第13回田辺・弁慶映画祭で「映画.com賞」を受賞した、山浦未陽監督の新作短編映画『空はどこにある』の公開が、2020年11月25日に決定した。本作は山浦監督によるオリジナル脚本で、 “母親に触れた記憶がない”母親が、子供の心に触れるまでを描く。母親に触れた記憶がなく、母親としての自分に不安を感じている美紀を演じるのは、自身も2児の母である安藤聖(あんどう せい)。娘・ちひろを演じるのは浅田芭路(あさだ はろ)、美紀の姉・葉子を演じるのは西田尚美(にしだ なおみ)。特報映像・ポスタービジュアル・キャスト画像が一挙解禁となった。
『空はどこにある』は11月25日(水)〜28日(土)にテアトル新宿で開催される、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020 山浦未陽監督DAY」で公開となる。第13回田辺・弁慶映画祭の「映画.com賞」受賞作、デリヘルで働く女性とドライバーが抱える孤独を独自の視点で映し出した初監督作品『もぐら』と共に上映される。舞台挨拶・トークショーには両作の出演者や、ゲストとして加納土さん(映画監督)などの登壇を予定。
製作のBABEL LABELは『新聞記者』の藤井道人監督が設立し、今年10周年を迎える映像レーベルだ。これまでテレビドラマ『日本ボロ宿紀行』制作や、映画『LAPSE』などのオリジナル作品を発表。10名のディレクターが在籍していましたが、11月10日には採用応募数約100名の中から選ばれた、新監督5名が加入。新体制で映画、ドラマ、映像作品の制作に一層力を入れていくようだ。
『空はどこにある』&『もぐら』舞台挨拶登壇者 [11/25〜28レイトショー20:50上映]
20:50『もぐら』『空はどこにある』上映/ 22:13上映後トークショー ※登壇者は予告なく変更・追加となる場合がございます。
11月25日(水)山浦未陽、加藤才紀子、見津賢、藤井道人
11月26日(木)山浦未陽、加藤才紀子、見津賢、加納土
11月27日(金)山浦未陽、加藤才紀子、見津賢 ほか
11月28日(土)山浦未陽、加藤才紀子、見津賢、今野誠二郎、安藤聖、工藤孝生、堀春菜
劇場:テアトル新宿 〒160-0022 東京都新宿区新宿 3-14-20 新宿テアトルビル B1F
チケット: 一般・大学・専門学校生1,400円/シニア 1,200円 劇場にて2日前より販売 (前売特別鑑賞券:1,000円)
■〈小山美紀役〉安藤聖コメント
コロナ禍で一度中止になってしまった本作品が時間を経て公開できることになり大変嬉しく思っております。
才能溢れる(しかもルックスまでイケている)山浦監督は、一回り歳を取っていて子育てもしている私が恥ずかしくなるほど、鋭く、繊細で、豊かな演出をしてくださいました。
愛情表現が苦手な母と、そんなお母さんに触れていたい娘。すれ違ったりぶつかり合ったりする毎日は、本人たちにとっては大問題。傍から見ると愛おしく思ったりするものです。人と人との関わり合いの温かさを感じ取ってもらえる映画だと、私は思います。
■〈ちひろ役〉浅田芭路コメント
ちひろをはじめて演じたとき
わたしと似ているところがあるなって
ちひろの気持ちがすこし分かるなと思いました。
撮影のときはちひろの気持ちでおかあさんとしゅんたと過ごしていて、
しゅんたがかわいくて、
おかあさんが笑うとうれしくて、
ほんとうにいつもそうやって暮らしているような気持ちでした。
観てくれた人が、なつかしい気持ちとか、
味とか、思い出してくれたらいいなって思います。
映画『空はどこにある』 特報 【11.25よりテアトル新宿にて】
https://youtu.be/ddpbfxGKofw