柄本佑主演・高橋伴明監督の、在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」の映画化『痛くない死に方』の共演者が発表された。
父親のために、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく“痛くない在宅医”を選択したのに、父親が苦しみ続けてそのまま死んでしまい、自分を責める智美役に坂井真紀。「カルテでなく人を見ろ」がモットーの、柄本演じる在宅医の先輩である長野浩平役に、奥田瑛二。奥田演じる長野と在宅医療を支える看護師・中井春菜役に余貴美子。そして、柄本が新たに担当することになる明るい末期の肺がん患者・本多彰役に宇崎竜童、その妻・しぐれ役に大谷直子と、実力派俳優が勢ぞろいした。
第23回上海国際映画祭でワールドプレミアを行った本作は、11月14日(土)に第45回湯布院映画祭の秋の陣での日本初上映が決定し、来年2月にシネスイッチ銀座ほか全国順次公開されることが決まった。また、この度、ポスタービジュアルと主演の柄本佑のコメントが届いた。
さらに、本作の原作者で医療監修を務めた長尾和宏のドキュメンタリー映画『けったいな町医者』が同時期に公開されること決定。実際に兵庫県の尼崎市で在宅医として活躍する長尾和宏の現場を徹底的に取材し、命の駆け引きの現場をリアルに映像に収めた問題作。ナレーションは本作で主演を務めた柄本祐が担当し、監督は本作のチーフ助監督の毛利安孝が担当。
■河田仁役 柄本佑 コメント
高橋組の一員になれるだけで最高なのに、主演という一番監督と長く居られる部署にまさか呼んでいただけるとは!高橋伴明監督の骨太な「ヨーイ、ハイ!」には人を突き動かす生命力に溢れていたように思います。たくましい人間ドラマを楽しんでいただけたら幸いです。