第72 回カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞(キアラ・マストロヤンニ)を受賞したフランス映画『今宵、212 号室で』が、6月19 日(金)よりBunkamura ル・シネマ、シネマカリテ他全国順次公開となる。
恋がいっぱい。でも、愛は一つだけ。
マリアは、結婚して 20 年になる夫リシャールと二人暮らし。今ではすっかり“家族”になってしまった夫には内緒で、密かに浮気を重ねていたが、ある日ついにバレてしまう。怒ったリシャールと距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しに夫の様子を眺めるマリアのもとに20年前の姿をした夫が現れ、さらには元カレたちも次々と登場、そのうえ夫の初恋相手のピアノ教師までもがかつての姿でやってきて、愛の魔法にかかった不思議な一夜が幕を開けた! もしもあの時、あの恋が成就していたら?かつての恋の思い出が脳内を走馬灯のように駆けぬけたあと、マリアが見つけた真実とは?
主人公マリアは、結婚 20 年目になる夫を愛してはいるのだが、ひそかに浮気を重ねている。そんなマリアの元に訪れた、過去の夫、歴代の元カレ、そして夫の初恋相手。突如現れた“永遠のライバル”に、自分のことを棚に上げて嫉妬す るマリア。そんな自由奔放なキャラクターの主人公なのだが、「自分勝手なのに憎めない主人公がチャーミングでした」(海野つなみ【漫画家「逃げるは恥だが役に立つ」】)、「マリアを愛おしく思えるのは、私が大人になったからに違 いない」(ジェーン・スー【コラムニスト・ラジオパーソナリティ】)との声も。
“212 号室”に突如現れたリシャールの初恋相手の元ピアノ教師イレーヌは、彼が15 歳の時からマリアと結婚するまで付き合っていた元カノでもある。イレーヌはリシャールを自分好みの男に育て上げたのにマリアに奪われてしまい、未練がましく思っているようだ。若き日のリシャールはマリアの浮気をなじり、思わず「もしもイレーヌを選んでいたならば…」と嘆く。その言葉に嫉妬するマリア。自身の浮気を棚に上げて「結婚は間違いだったということ?」と問い詰め、リシャールはうろたえる…。マリアはそんな煮え切らない態度を見かねて思わず、イレーヌに「向かいの夫に会いに行けば?情けない姿に驚くわよ」と言うと、イレーヌはすぐに向かいの妻に訪れる最大のピンチ!もしも永遠のライバル“夫の初恋相手”がかつての姿で夫に急接近したら…!?傷心中のリシャールの元に向かってしまう。20 年越しの再会となる 2 人だが、イレーヌはリシャールにとって、⻘春の大恋愛のお相手。由々しき事態になったことに気づいたマリアは、イレーヌの行く手を阻もうとするが、時すでに遅し。果たして、かつての姿で現れた初恋相手にとったリシャールの行動とは…?
【本編映像】もしも永遠のライバル“夫の初恋相手”がかつての姿で夫に急接近したら…!?
https://youtu.be/pOj3UMpPIn0