日時:5月31日(金)14時~
場所:愛知県庁本庁舎2階講堂
出席者:大村秀章(愛知県知事)、大島宇一郎(株式会社中日新聞社代表取締役社長)、鈴木敏夫(株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー)
「ジブリパーク」整備の概要と基本合意書の締結について合同記者会見を実施した。
会見では、まず大村知事より冒頭説明があり、ジブリパークを整備するにあたっての基本方針、管理運営手法、これまでの経緯について述べられた。そして、この度の基本合意書について、愛知県は事業主体としてジブリパークに必要な整備を県の公園事業として行い、スタジオジブリが整備に不可欠なデザイン作成、事業全体の企画監修を行うこと、管理運営面ではスタジオジブリと中日新聞社の両者が出資する運営会社を設立し、運営にあたることが説明された。
中日新聞は2015年に「第32回全国都市緑化あいちフェア」において「ジブリの大博覧会」と「思い出のマーニー×種田陽平展」を愛・地球博記念公園内で開催した実績がありジブリの世界観への造詣・理解が深く、また「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」を共催するなどの豊富なイベント運営実績から運営面でのパートナーとして迎え入れられた。更には、エリア配置図、施設整備スケジュールと説明が進み、最後に「青春のエリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」の整備イメージが紹介された。
続いて鈴木プロデューサーから、「大村知事に口説かれた」と挨拶。初公開となるジブリパークのポスターとロゴが発表されました。ポスターについて「愛・地球博記念公園に実際に足を運んだ際に撮ったものを使用」と説明があるとともに、ロゴについては「ジブリの文字は以前に宮崎駿監督が描いたもの。パークは僕が真似して書き足しました」と明かしました。また「テーマパークの要素も若干いれながら、公園を楽しんでいる方の邪魔はしない公園に」と構想を述べ、最後に「愛知県の皆さん、国内外の多くの皆さんに喜んでいるものになるよう、がんばります」と締めくくった
最後に、ジブリパークの管理運営をスタジオジブリと共に行っていく中日新聞社の大島社長は「慣れ親しんだ場所での素敵な構想に我々も加えていただくことになり光栄」と挨拶し、「多方面に渡る事業で培ったノウハウを活かし、心の底から楽しんでもらう空間作りに全力であたりたい」と意気込みを語った。
また、会見後には追加で大村知事と鈴木プロデューサーによる囲み取材が行われ、マスコミからの質問に対して鈴木プロデューサーは「長久手の自然の地形的な美しさは活かしたい」と説明を加えた。「野外上映などは考えているのか?」という質問に対して「本当はいろいろプランがあるけど、発表は(パーク開園が)近くなってから」との言葉も飛び出しました。ロゴに込められた思いを問われた鈴木プロデューサーは「ジブリらしくあろう、それ以外にない」と語った。