「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け、全米を震撼させたホラー映画『へレディタリー/継承』が、11月30日(金)より全国公開し、すでにリピーター鑑賞者も続出する好調スタートを切っている。
本作は、公開前からマスコミ試写や先行上映会で「常軌を逸した完成度」「怖すぎる」と絶賛され、ホラー映画が多く公開された今年の中でも、本命の一本として期待されていたが、初日以降「噂通りの恐怖」「怖すぎて眠れなくなった」「一人で夜道を歩くのが怖い」と【超恐怖】を体験した観客の感想が相次いだ。
さらに、映画全体に謎やメタファーが散りばめられ、それら全てがラストに待つトラウマ級の恐怖の伏線になっているという、異常なほど計算し尽くされた脚本に「こんなに恐ろしいのに、もう一度見ないではいられない!」「何度見ても発見がある!」と、“今年最恐”の再体験と、“全ての謎の解明”を求めるリピーターも続出している。
映画公式サイトには、鑑賞後専用の、隠された謎や伏線を徹底解説する特設ページが設置されているが、週末にはアクセスが集中し一時ダウンするという事態にもなった。
さらに、11月21日発売の映画雑誌”映画秘宝”誌面にて「本物の幽霊が映っている」と紹介されたことが噂になり、どのシーンに「本物の幽霊が映っている」のかを議論する声も相次ぎ、話題に拍車がかかっている。
初日にはTOHOシネマズ 新宿で映画評論家の町山智浩氏を迎えてのトークショーを実施。本作の監督をつとめたアリ・アスターとインタビューを行った内容とともに、本作の見どころを解説し満席の劇場は大いに賑わったほか、平日にも関わらず昼以降TOHOシネマズ 新宿では満席回が続出。翌12/1(土)も映画の日ということもあり満席回が続出した。
【『へレディタリー/継承』オープニング成績】
初日3日間(11/30~12/2)合計で動員21,459人・興行収入\25,973,600
公開初日に行われたトークショー付き上映会で映画評論家の町山智浩氏が「一度見ただけでは気付かない程に、『へレディタリー/継承』はたくさんの謎が込められており、様々な映画の影響も受けている」と語り、アリ・アスター監督から直接インタビューで聞いた本作の謎を次々と解き明かし、満席の劇場は大盛況となった。
一度見ただけでは見逃しているものも多いかもしれない本作。散りばめられた数々の伏線を見つけたり、どのシーンでどの作品がどう影響を与えているのかを確認したり、何度見ても発見があるので、リピート鑑賞をおすすめしたい。
■物語
全米を凍りつかせた“完璧な悪夢”この家族の物語は、あなたの永遠のトラウマになる。
グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。エレンは気難しく、謎の多い人物だった。エレンの遺品が入った箱には、「私を憎まないで」というメモが挟んであった。エレンの娘アニーは、過去の出来事がきっかけでエレンに愛憎入り交じる感情を抱いていた。自らの人生を精巧なミニチュアで表現するアーティストであるアニーは、エレンとの暗い思い出をミニチュアにし、セラピーにも通う。夫のスティーヴン、内気な高校生の息子ピーター、祖母に溺愛されていた対人恐怖症の娘チャーリーとともに、家族を亡くした哀しみを乗り越えようとしていたのだ。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでしまってことに気づかぬまま…。
チャーリーの様子がおかしい。祖母が遺した“何か”を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめている。
彼女の部屋を覗くと、アニーがミニチュアを作るように、チャーリーも自分の部屋でこっそりと人形を作り続けていた。それは、動物の生首とガラクタでできた狂気のオブジェだった。
やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発する。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声が聞こえる、暗闇に誰かの気配がする…。そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。
“受け継いだら死ぬ” 祖母が家族に遺した“何か”とは一体?