各国の国際映画祭に正式出品され、絶賛を浴びたことで日本公開前から話題となっていたドキュメンタリー映画『シンプル・ギフト~はじまりの歌声~』がついに 11 月 3 日(金)より全国順次公開されることが決定した。また、本作の本予告編が解禁となった。
エイズで親を失くしてしまったアフリカの子供たちと、震災による津波に親を奪われた東北の子供たち。音楽で心をひとつにした彼らが目指したのは NY ブロードウェイでのコンサートだった―。
アフリカ・ウガンダの親を失くした子どもたちのための学校を用意し、アフリカの 100 年先のニューリーダーを育てること。それは、あしなが運動創設者・玉井義臣のライフワークである遺児教育支援の集大成だった。玉井は、その活動を世界に知らせるため、アフリカの子どもたちがブロードウェイの舞台で歌い踊るという奇想天外なプロジェクトを思いつく。その途方もない夢はやがて現実のものとなり、東日本大震災で家族を失い、同じ境遇にある東北の震災遺児が加わることになる。舞台に立ったことのない素人の彼らを導くのはミュージカル「レ・ミゼラブル」でトニー賞受賞の舞台演出家ジョン・ケアード。
お互いの言葉や文化の違いを乗り越え、力を合わせて超一流スタッフと猛レッスンを重ねる子供たち。そしてブロードウェイの幕が上がるとき、誰もが想像をもしなかった【奇跡】が起こることになる―。監督・プロデュースは本作で初の長編映画デビューを飾る篠田伸二。その繊細でリアリティ溢れる感覚で子供たちの悲しみと喜び、そして真の姿を描き出し、仏パリの欧州アフリカ映画祭で絶賛され、モントリオール映画祭、トロント国際映画祭などに正式出品された本作がついに日本で公開となる。
この度解禁された本予告編映像では、ウガンダの過酷な環境で親を失い生きる子供たちの姿と、東日本大震災で親を失った東北の子供たちが、音楽を通してつながりを持ち、傷を癒し、そして前を向こうとする姿が描かれており、見る者の心を痛烈に打つものとなっている。子どもたちが互いの悲しみを共有し、歌や演奏、踊りの練習をする姿には誰もが熱い思いを覚えずにはいられない。ブロードウェイの舞台の幕が上がる日、はたして子どもたちの受け取る〈シンプル・ギフト〉とは?
映画『シンプル・ギフト~はじまりの歌声~』公式予告編
https://youtu.be/br5-C-mS_mE