全員無様な衝撃作がついに公開!!岡田将生・木村文乃ら豪華キャスト陣が撮影中の裏話を暴露!岡田「新年の抱負は毒を吐く」!?『伊藤くん A to E』公開記念舞台挨拶

全員無様な衝撃作がついに公開!!岡田将生・木村文乃ら豪華キャスト陣が撮影中の裏話を暴露!岡田「新年の抱負は毒を吐く」!?『伊藤くん A to E』公開記念舞台挨拶
提供:シネマクエスト

日時:1月13日(土)
場所:TOHOシネマズ 新宿 スクリーン9
登壇者:岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中 圭、廣木隆一監督

女性から圧倒的支持を受ける柚木麻子の傑作小説を原作とし、登場人物が全員無様な衝撃作『伊藤くん A to E』が、岡田将生と木村文乃W主演で遂に映画化、1月12日(金)より全国劇場にて絶賛公開中だ。映画公開を記念して、W主演の岡田将生、木村文乃をはじめ、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中 圭の超豪華俳優陣、そしてメガホンを取った廣木隆一監督が一堂に集結し、公開記念舞台挨拶を行った。

今もっとも旬なゲストたちが登壇するとあって、TOHOシネマズ 新宿のスクリーン9は、休日の午前中の回ながら熱気にあふれ、観客の大歓声の中、W主演の岡田将生、木村文乃をはじめ、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、廣木隆一監督が勢揃い。【全員無様な衝撃作!!】である本作にちなみ、キャストのバックには、スポーツ新聞のスクープ記事に模して、「全員無様」とインパクトのある見出しが躍ったセンセーショナルなデザインのパネルがお目見えし、目にも鮮やかに映画公開記念舞台挨拶がスタート。自意識過剰で無神経に周りの人々を振り回す【痛男】伊藤誠二郎役を演じた岡田は、「すごく朝早くから『伊藤くん A to E』を選んでいただき、ありがとうございます」と感謝のコメント。また伊藤くんと対峙する崖っぷち脚本家の【毒女】矢崎莉桜役を演じた木村は、大きな歓声に満面の笑顔を見せ、「上映後ということで、今日はいつもより深いところまで話せるのではないかと楽しみです」と語った。

続けて、伊藤くんに振り回されるA~Dの女を演じた女優陣も、感謝の意を述べつつコメント。佐々木希は、「今日は少しの時間ですがよろしくお願いします」、志田未来は「今日は映画の魅力をたっぷり語れればと思います」、池田エライザは「『伊藤くん A to E』で今年の映画初めされた方もいるんじゃないでしょうか。本日はよろしくお願いします」、夏帆は「今日は短い時間ですがごゆっくり楽しんでください」と挨拶した。また、莉桜を師匠と慕う売れっ子脚本家の久住健太郎(通称:クズケン)を演じた中村倫也は「久住健太郎役、いやクズケン役?どっちでもいっか」と笑いを誘いつつ挨拶、ドラマプロデューサー・田村伸也役の田中圭は「明けましておめでとうございました!」と勢いよく新年の挨拶をしていた。本作のメガホンを取った廣木隆一監督は「面白かったですか?」と観客に呼びかけると、割れんばかりの大きな拍手が巻き起こり、感慨深げな様子だった。

1月12日(金)より全国公開となった本作の感想が届いているかを聞かれると、岡田は「友人がカップルで初日に観に行ってくれたそうなんですけど、友人は彼女に『あんたは伊藤くんそのものだ』と言われたそうで。僕はそう思わないんですけど、女性から見るとそうなのかな?」と、身近にリアルな伊藤くんが居たという衝撃の告白をしていた。

登場人物が「全員無様」で、もがき苦しむ姿が痛いが、なぜかそれぞれのキャラクターから目が離せなくなってしまう本作。そんなそれぞれが置かれた状況の中で、無様にもがく登場人物たちについて岡田は「今回、伊藤くんが『痛い男』『自意識過剰』とかいろんなことを言われているんですが、伊藤くんは伊藤くんで自分の世界を持っていて、自己中でも自分の世界を持っていることが、僕にとっては憧れ。尊敬ではないですけど、うらやましく思ってしまったので、演じがいがあってすごく楽しかったです。」と振り返っていた。木村は、「(みんな)とても人間らしくて逆に私は好きだなと思いました。自分らしさを持ちたいがゆえにもがいている人たちのお話なので、愛すべきところが沢山あるな。」とキャラクターたちヘの愛情を語りつつ、「自分自身が彼女たちに当てはまるところがありますし、男性たちを含め、どのキャラクターたちも前を向いているのが良いなと思いました。」とコメント。

また、公開中の今だからこそ言える撮影中の印象的な出来事として、佐々木は「伊藤くんと莉桜が対決する最後のシーンを見た時、『本当に伊藤くんが最低だなと!』思いました。最低すぎて、『莉桜頑張れ!もっといけ!』と応援していました。」と感想コメント。しかし、すぐ隣で苦笑している岡田を見て、「すみません、岡田さんじゃないですよ、伊藤くん(笑)。岡田さんは本当に低姿勢な、礼儀正しい方で」と必死にフォロー。木村が続けざまに「すみません、今日は岡田さん、喉の調子が悪いようで。なのでみなさん、優しい目で見守ってください。」と、実は岡田の喉の調子が悪いことを話し、重ねてフォローしていた。

志田は「私は伊藤くんにストーキングされる役で、公園で伊藤くんに『どうなっても知らないからな!』と言わるシーンがあるんですけど、心から気持ち悪すぎて…」と語ると、「ごめん、ちょっと待って!今日は悪口言う集まり!?」と、すかさず岡田が割って入り、喉の調子で変わった声の面白さもあいまって、会場には大きな笑いが。志田も「いえいえいえいえ、“伊藤くん”が、です!」と否定しつつも、「でも岡田さんが伊藤くんにしか見えなくて、素で必死で逃げました」と本音を告白。すると岡田は「カットがかかっても、軽蔑した目で見られました。現場では役が残ってるんだな、と感じていました」と苦笑。撮影時はかなり役に入り込んでいた様子を伺わせた。

池田は「いろいろエピソードはあるんですけど、廣木監督の演出は現場に言ってみないとわからなくて。各々が気持ちとかを考えていくと思うんですけど、そこを最初からゼロにさせられることもあって。『ここでこう言うんだ!?』とか『ちょっと歌ってみよう』とか、ひらめきが多く、『“あ“って言ってみよう』とか。たぶん廣木監督の頭の中に絵が出来ているんだろうなって」と、廣木監督の演出方法を話していた。ただ、「『“あ“って言ってみよう』っていう狙いが未だに分からなくて…」と語ると、廣木監督は覚えがない様子だったが、木村や佐々木をはじめ、女性キャスト陣はみな同意していた。

夏帆は、演じた実希役のドラマと映画の撮影が同じタイミングだったと語り、「同じようなシチュエーションやセリフ、キャストで混乱というか、『昨日このセリフ言ったな』とか不思議な感覚に陥りました」というエピソードを披露。これまでにドラマと映画で同時期に撮影をしたことがなく、「監督が違うとこんなにシーンの見え方が違うんだなと面白かったです。撮り方が人によって全然違うので、あえてそう演出している部分もあるとは思うんですけど、シーンごとに監督の個性ってすごく出るんだなと感じました」と語り、貴重な体験をした様子だった。

お気に入りのシーンについて聞かれると、中村は「腹をかかえて笑ったシーンがあります。伊藤くん と実希がホテルに行ったシーンで、(岡田)将生が古い遊園地のロボットみたいな動きになってて」とロボットダンスを真似ると、岡田が「童貞(役)だからね!」とつっこみ、会場には大きな笑いが。続けて、「細かいところでは、佐々木(希)がラーメン屋のデートでレンゲに小ラーメンを作っていたり、夏帆ちゃんがジャズバーでずっとグラス拭いてたり、エライザちゃんと将生が洗面所で脚を絡めてたり」と、細かなシーンを挙げ細部まで本編を楽しんでいた様子。田中は、「伊藤くんが全体的に気持ち悪いし腹が立つけど、岡田将生本人とのギャップがあって、ここまで役作りをするのは単純にすごいなと思いました。(岡田さんとは)本編で絡みがなくて、映画の番宣で初めてちゃんと喋ったら、当たり前なんですけど全然(伊藤くんと)違って(笑)。『大体こういう時は素が出るよな』と思ってドラマや映画を観ていたんですけど、予想を反してすごく素敵な人で。だからこそ、伊藤くんをここまで演じていてすごいです。」と岡田の役作りに感心した様子だった。

廣木監督が、本作の映画化にあたって一番大切にしていたことについて「シナリオライターの世界、ドラマを作っている人の世界を作っているんですが、普通に生きている人のようにちょっとリアルにしたいなという思いがありました。ドラマの世界でファンタジーではなく、現実的なものが生まれてくれればいいなと思っていました」と語り、誰しもが共感できるストーリーを目指したことを明かした。

さらには、本作が伊藤くんに振り回されながらも彼に出会ったことで新しい1歩を踏み出していく女性たちの物語であることにちなみ、それぞれ「2018年に自分のここを成長させたい!変わりたい!」という決意表明をすることに。田中は「自分にものすごく甘いんですけど、そこを直したい」と回答。MCから「自分に甘いんですか?」と聞き返されると、「はい」と即答し、「『あー、どうしよう…まいっか』ってなっちゃうので、『まいっか』を減らしたい。自分に厳しく」と語った。中村は「いききる!年にしたい。現場の空気や人付き合いで遠慮しちゃうときがあるんですけど、そういうのをなくしていこうかと。良い意味で空気を読まない、『良い伊藤』を目指して。まずは岡田将生を目指して、15cmくらいのシークレットブーツを履くことから(笑)」と、おどけて抱負を語り、会場を盛り上げていた。廣木監督は「マイペース」と一言、佐々木は「この物語の女性たちが、当たって砕けて、無様な姿ではあるんですが、その先に成長したり、前に進めたり、かっこよく見えたりもしたので、2018年は失敗を恐れず、どんなことにも挑戦していく心を持ちたいです!」と作中の女性たちに刺激を受けた決意を披露。

志田は「私は髪の毛を伸ばします。伸ばしている最中で、(胸の下くらいをジェスチャーで示して)2018年の終わりには頑張って伸ばします」と可愛らしい抱負を語った。池田は2017年を振り返り、「書評やコラムなど執筆する仕事が多かったので、午前中に仕事が終わっても、その日は家から出ないという生活が多くて。圧倒的にインプットが足りなくなってきたので、パスポートも更新したし、2018年はまず家から出たいです。そして日本から出ることに挑戦したい。一人旅は怖いけど、一緒にお勉強できる人たちと行きたい」と新たな年について大きな決意を語った。夏帆は「(志田)未来ちゃんと同じこと言おうと思ってた!いつも我慢ができなくて髪を切ってしまうので。頑張って伸ばしたいなと思います。あとはもう少しまめな人間になりたいです」と話すと、中村が「頑張って伸ばすとおっしゃってましたけど、生きてれば伸びるからね!(笑)」と鋭くつっこんでいた。

木村は「2017年はありがたいことに沢山お仕事をさせて頂いて、出来ることと出来ないことが分かったとき、支えてもらうことの大切さがすごく分かって。あまり武器が多いタイプではないので、2018年は思いっきり無様になっていいのかなって。そういうことがなかったら挑戦できなかったことって沢山あったんですけど、廣木監督に私の心のバスタブも取られてしまったので、いっそ無様になって支え頂いて、やりたいことをやっていこうかなと思っています」と語り、今まで見たことがないような木村の姿を見れる2018年に期待が高まる抱負となった。岡田は「毒を吐く。自分の中でため込んでしまうタイプなので、毎回毒を吐き続ける年にしたいです」と、独特の抱負を語ると会場にはどよめきが起き、中村も「すげーやだそれ!」と即座につっこみが。木村が「試しに練習してみよう」と言うと、岡田は「なんでこんな大事な日に喉やっちゃってんだバカやろーって。あ、これ自分のことか。」と、どこまでも良い人が隠し切れないエピソードに。続けて、「少しずつ、やろうかなと思います。」と訂正していた。

最後に、木村は「色んな無様な登場人物たちばかりですが、決してその登場人物たち、彼女たちを見て『うわー、自分と重なるな』『こいつ痛いなー』という皆さんの気持ちを裏切る映画ではありません!観て頂く前と後で、大きく気持ちが変わっていると思います。廣木監督のお人柄が出た、希望のある内容になっていると思いますので、ぜひ皆さんで観て頂ければと思います」と本作を猛アピールし、岡田は「もがいている人って、見ているときれいな人を見るより心に響くというか。そんな登場人物たちの心情を感じて頂けたんじゃないかと思っています。僕自身にとって、『伊藤くん A to E』は大切で、すごく挑戦した作品なので、皆さんの心にこの映画が残ればと思います」と締めくくり、観客からの大きな歓声と拍手に包まれて公開記念舞台挨拶は幕を閉じた。

最終更新日
2018-01-15 19:15:01
提供
シネマクエスト(引用元

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