日時:12月23日(土)
場所:ユナイテッドシネマ豊洲 SCREEN 10
登壇者:松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、大九明子監督
映画松岡茉優主演『勝手にふるえてろ』が12月23日(土)公開となった。豪華キャスト陣登壇による初日舞台挨拶が実施された。
上映終了後、ステージに登壇した映画「勝手にふるえてろ」豪華キャスト陣。
本作が初主演作の初日舞台挨拶ということで、その心境を聞かれた松岡茉優は、「子役として8歳の頃から役者をはじめて、14年目で初めての主演作。全てが初、初、初。今日この場で皆様に会えたことが嬉しいです。」と自らの役者人生を振り返りながら観客へ感謝の気持ちを伝えた。
初主演作として宣伝活動を続けてきた松岡。合計取材媒体はなんと106媒体、そして舞台挨拶は10回目にもなった。松岡は「雑誌、ウェブ、色々な媒体さんに取材していただいたのですが、それだけ多くの人に見てもらえたことなんですよね。106回同じ話をした訳でもなくて、媒体さんによって映画の捉え方が全然違うんです。色々な方から公開前に「勝手にふるえてろ」のお話を聞けて本当によかったです。」 宣伝活動で感じた想いを語った。
本作「勝手にふるえてろ」のタイトルにちなんで、キャストの皆さんは「最近”ふるえた”エピソード」を披露。松岡は「やすらぎの郷」にて共演した、石坂浩二と加賀まりことの秘話を語った。「ドラマ撮影中に石坂さん加賀さんの先輩2人が、将来私がどういう女優になるのかというお話をしていただいたんです。それだけで十分ふるえるんですけど、その時に「茉優ちゃんはそのままでいいよ」と言われたんです。その言葉で、迷う場面があっても自分を信じて進んでいいのだと思えました。」と大御所役者との”ふるえる”エピソードに会場が思わず聞き入った。北村拓海は思わず「この先が辛いぞー」と後に回答を控えるキャストとともに笑った。出演だけでなく主題歌も歌った渡辺大知は「主題歌が大好きなラジオで紹介されたことですね。」と自身の曲が爆笑問題のラジオでかかったことエピソードを披露。続く石橋杏奈は「(自分の話が)しょうもなさすぎて話したくない!」とこぼし、「ボトムのチャックを閉め忘れがち。」というエピソードで答え、会場を笑わせた。北村拓海は「歩いてたら靴底がべろんと…。散歩が趣味で3駅分くらい歩いてたら靴底だけがなくなってました。」と、石橋のエピソードに続き、またまた会場の笑いを誘った。大九明子監督は「本作は東京国際映画祭で観客賞をいただき、審査委員長はトミーリージョーンズさんでした。多くの方々に投票していただきこの映画が東京国際映画際コンペティション部門20本のうちの1本に選ばれたということは、その中にはトミーリージョーンズさんもいたということですので、映画の素晴らしさを改めて感じましたね。これからも身を引き締めて映画を作っていきたいと思えました。」と、誰もが憧れる名優の名前を“ふるえた”エピソードとしてあげ、観客からは何度も拍手が巻き起こった。
最後に松岡は「ここには今400名のお客様がいるということで、お1人ずつ感想を聞きたいぐらいなんですけれど、それは叶わないので、今ここからお顔を見てどうだったのかな?と考えています。東京国際映画でも観客賞をいただいて、世界中の方にも見ていただいて、映画っていうのはこうやって広まっていくんだなと思いました。初主演映画の初日は今日この場だけ。いつか今日ご覧になった皆さんが「あいつの初主演の初日行ったんだよ」と自慢していただけるような女優になりたいと思います。そしてこれからの映画界を盛り上げていくのは私たちだと思っています。映画がもっともっと元気になるように頑張っていきますので、皆様長生きしてください!」と、最後に笑いを誘いながらも女優としてのこれからの意気込みを熱く語り、イベントは大盛況の中終了した。