音楽・役者・監督、渡辺大知の計りしれないマルチな才能が存分に詰め込まれた作品 本作に込めた思いと主題歌「ベイビーユー」制作秘話『勝手にふるえてろ』

音楽・役者・監督、渡辺大知の計りしれないマルチな才能が存分に詰め込まれた作品 本作に込めた思いと主題歌「ベイビーユー」制作秘話『勝手にふるえてろ』
提供:シネマクエスト

松岡茉優主演「勝手にふるえてろ」が12月23日公開となる。原作は、01年に「インストール」でデビュー、「蹴りたい背中」で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。十八番とも言える毒舌さえわたる切れ味のいいモノローグで女性のリアルな感情を描いている。本作の鍵となるヨシカの現実の彼氏“二”を演じたのは、音楽・役者・映画監督と様々なジャンルでマルチな才能を発揮し、注目株の渡辺大知。これまでに音楽バンド・役者・映画監督など多岐で活躍をし、その才能を開花させてきた渡辺大知だが、映画『勝手にふるえてろ』はその渡辺大知の才能がすべて凝縮されている作品であるといえる。

空気が読めなくて一直線に突っ走る主人公・ヨシカの会社の同僚“二”を、ときに自らも映画を撮る側として考えながら、リアルな男心を意識して役を作っていった。「ヨシカに影響を受けて、二はどんな風に成長をするのか、そういう心情の変化を考えながら演じました」と振り返る。

また、松岡茉優さん演じる主人公・ヨシカの周りに合わせて無理に明るく振る舞うことはせずいつもまっすぐに生きている姿に、完成した映画を見て改めて心を奪われたという渡辺さん。「ヨシカは普通の女の子なんですけど、自分のダメなところまで純粋に受け止める姿はカッコいいし、そういう部分は憧れます。自分らしくいられることが大事だと思うんです。だからこそ、ちっぽけな悩みも真剣に取り組むヨシカに魅了されるんでしょうね」と、主人公のイチファンであると魅力を語る。

本作を一人の観客として見たとき、自分が演じる「二」ではなく、気づいたらヨシカの方に感情移入し、“ヨシカは俺だ!”と感じたという渡辺さんは、本作で映画の主題歌も書き下ろす。

主題歌を黒猫チェルシーでオファーされたときに、監督からは「“ニ”の気持ちを楽曲に」という提案があった。しかし、役の声を代弁しようとすると、ただまとまりのいいだけの詩になってしまうため、“二”としてではなく自分自身がヨシカへ抱いた心の動きをベースに作詞作曲したという。「渡辺大知が恋をして、ラブレターを綴るように作りました。僕を通した“二”の想いが、エンドロールで伝わってくれると嬉しい」と主題歌制作秘話を明かした。映画の最後に主題歌「ベイビーユー」が流れることによって、ヨシカだけでなく、ヨシカに共感した観客までもが、音楽に包み込まれ温かい気持ちになれること間違いない。

自身がボーカルとして所属し本作の主題歌も務めるバンド・黒猫チェルシーは、今年結成10周年という節目の年。渡辺大知は音楽・役者・映画監督という才能を持って、今後さらに活躍の場を広げていくであろう、今最も注目すべきアーティストである。

渡辺大知の計り知れない才能!!

◆音楽の渡辺大知
ロックバンド「黒猫チェルシー」のヴォーカルとして活動。
高校1年生だった2007年3月、渡辺大知が、同級生の澤竜次・宮田岳・岡本啓佑と4人で結成。地元神戸を中心にライブ活動を行っていたが、わずか1年後には日本テレビの『音燃え!』 に出演するほど人気と実力をつけ、高校卒業後の2009年には活動の拠点を東京に移し、ファーストミニアルバムのリリース、初の全国ツアーを実現させる。その後も、2011年5月には、ついにファーストフルアルバム『NUDE+』を、同年11月にはファーストシングル『アングラ』をリリース。今作『勝手にふるえてろ』では「ベイビーユー」が主題歌に。今や、ベスト盤もリリースされるなど、多くのファンを持つ人気バンドへ。

◆役者の渡辺大知
みうらじゅんの自伝的な同名小説を原作に、田口トモロヲがメガホンをとり映画化した『色即ぜねれいしょん』(2009年)で、2000人を超えるオーディションを勝ち抜き、主人公のに大抜擢。みずみずしい演技は高い評価を受け、日本アカデミー賞新人俳優賞に輝く。
2011年にはNHK連続テレビ小説『カーネーション』で連続テレビドラマの初出演。さらに、2015年のNHK連続テレビ小説『まれ』で、早くも2度目の朝ドラ出演を果たし、俳優・渡辺大知は一躍その名を全国に知られることになる。
その後、『大人ドロップ』(2014/飯塚健監督)、『くちびるに歌を』(2015年/三木孝浩監督)、『ボクは坊さん。』(2015年/真壁幸紀監督)、『火花』(2016年/Netflix)など数多くの映画作品に出演。
また、渡辺大知の活躍は映像に留まらず、2015年には赤塚不二夫の漫画を原作にした『男子!レッツラゴン』の主人公・ゴン役で初舞台、初主演を果たし、2016年にはチェーホフの代表作『かもめ』に出演。豪華キャストに混じっての大抜擢で、舞台でも目覚ましい活躍を見せる。

♪♪主題歌『ベイビーユー』MV
「勝手にふるえてろ」の撮影チームが再集合してつくられたMusic Videoも解禁されました。本編映像から松岡さんも登場。シンプルでいてかつ骨太、飾らない今の黒猫チェルシーを体現するサウンドとなっている。

https://youtu.be/OLvkiuWYW4Q

Music Videoは映画のアナザーストーリーを意識して制作され、黒猫の「ジャック」が主演に大抜擢!黒猫の「ジャック」が三毛猫の「みーこ」に出会うボーイミーツガールのラブストーリーに。全編にわたり愛らしく演技し続ける黒猫「ジャック」と、そっけない態度をとる三毛猫「みーこ」、そしてそれに振り回されるバンドメンバーの姿にも注目です。ビデオには映画本編の主人公ヨシカの映像を効果的に使用し楽曲のラストにむかっての印象的なシーンにに彩りを添えている。

最終更新日
2017-11-20 12:00:37
提供
シネマクエスト(引用元

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