日時:11月18日(土)
場所:新宿ピカデリー スクリーン1
登壇者:山﨑賢人、新井浩文
脚本・監督 福田雄一、コメディ初主演 山﨑賢人ほか豪華キャストで贈る超話題作『斉木楠雄のΨ難』が、10月21日(土)より全国公開を迎え、ギャグ映画としては異例の大ヒットスタートを切った。18日(土)に、新宿ピカデリーにて<大ヒット御礼舞台挨拶>が行われ、主演の山﨑賢人と、共演の新井浩文が登壇した。
公開後の反響について山﨑は「結構メールをいただいています」というも「あれ、あんまりないかも。本当はあんまりないですね」と天然コメントで、新井も「Twitterではあるけれど、友達からはありません。大体友達からは来ないよね?」と不思議な雰囲気を作り上げていた。
この日は、本作のファンからの質問に答える企画を実施。「お互いの好きなところは?」という質問に新井は「愛嬌がある。先輩からみても可愛い。うちは女好きだけど、それにしても山﨑君は可愛い」とニヤリ。それに山﨑も「嬉しいですね」と応え「新井さんは現場でもフラットに接してくれて、大先輩だけど嬉しい。それが嬉しかった」と相思相愛だった。
また撮影で大変だったことを聞かれた新井は「うちは髪型。地毛だったので、撮影が終わっても半年くらい何もできなかった」とモヒカンヘアーの苦労を回想。山﨑は「頑張ったところ…?」とフリーズして笑いを誘いつつ「ワイヤーで空中に浮くシーンは初めて吊られたので、ハーネスの食い込みが凄くて驚いた」と初体験を挙げた。
高校に戻ってやりたいことについて山﨑は「屋上に行ったことがないので、屋上に行って授業をさぼったりしてダラダラしたい」とザ・青春願望。新井は「うちは戻りたくないという前提がある」としつつ「そのころからマージャンを覚えて、やっていたかった」と話した。
またサプライズで、原作者の麻生周一先生による手紙が読み上げられた。「スンとした表情や佇まい、物凄く斉木楠雄だった。面白さのポテンシャルを感じたので、笑わせる役柄もやってほしい」とのメッセージを受け取った山﨑は「面白いものを描かれている麻生さんに褒めてもらって、笑わせる役をやってほしいと言われて嬉しい。やってみたいと思った」と意気込み。一方、「キャラクターの完全再現ぶりに恐怖すら感じた」と評された新井は「まあ、仕事ですから…」とドヤ顔だった。
最後に山﨑は「この作品で自分の殻というか、新たな一面というか、なんか色々と見せられたと思う」と初挑戦のコメディで新境地開拓を実感し「自分にとって転機になった作品。観てもらって笑って幸せになるのが一番。これからも『斉木楠雄のΨ難』を広げていってほしい」とメッセージした。
<原作者・麻生周一先生手紙全文>
映画『斉木楠雄のΨ難』が好評だと聞き、原作者として、そしていち出演者として、とても嬉しく思っております。
これも、劇場に足を運んでくださった皆様の応援と、福田監督を初めとした優秀な制作スタッフ陣、
素晴らしい主題歌を提供してくれたゆずさん、そして今登壇しているお二人を含めた俳優さん達の怪演のおかげだと思います。
山﨑さん、主演としてモノローグだらけの難しい役をやりとげていただき、ありがとうございました。
スンとした表情や佇まい、物凄く斉木楠雄でした!
ただ撮影現場などで何度かお会いして、斉木にしとくのが勿体ないくらいの面白ポテンシャルを感じました。
いつか笑いをこらえる方ではなく笑わせる役柄もやって欲しいなと思っています。
新井さん、実写化なんて無理だろと思っていた燃堂を完全再現していただき、ありがとうございました。
撮影現場でお会いした時はもう、そのもの過ぎて軽く恐怖すら覚えました。
ツイッターで似顔絵を描いた色紙を持って来るように言われていたのですが、仕事の為駆けつけられず申し訳ありません!
あとここにはいらっしゃいませんが橋本環奈さん。好きです。
その他全ての出演者さんに一人一人お礼を申し上げたい所ですが、長くなってしまいますのでこの辺で。
ともあれ皆様のおかげで実写映画が期待以上にいいものになって僕は幸せです。改めて、本当にありがとうございました!
麻生周一