『タイタニック』『アバタ―』で数々の記録を塗り替えたジェームズ・キャメロン監督の代表作であり、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動なものにした『ターミネーター2』が最先端の3D技術で新たに『ターミネーター2 3D』 として、8月11日(金・祝)より全国ロードショーが決定しました。今年のベルリン映画祭で、ジェームズ・キャメロン監督が、観客の質疑応答に答え、非常に興味深い発言をした。
「今回、この作品を選んだきっかけは?」の質問に「現代は監視社会でドローンの問題もあるし、人工知能に対する恐怖も高まっていると思う。今の時代にも合う内容だ」と答えました。「3D化についてはシュワルツェネッガーにも相談しましたか?」という質問には「3Dになった映像を観て喜んでいたよ。初めて観る作品のように感じたようだ。彼も私も この作品をずっと観ていなくて数年ぶりに観たから新鮮だった」と返答した。
「2019年に『ターミネーター』第1作から35年目となりますが、また新作を監督するご予定は?」という質問に、「今後『アバター』の新作が4本続くんだ。脚本が完成し今は撮影の準備段階なので、今は無理だね」と言った後に、「だが 新『ターミネーター』の企画に関わることは可能だと思う」と発言。「『アバター』4本の後に、2029年に監督するのは?」という質問に「そうだね。ちょうどいい年だ。杖をついて 酸素ボンベを吸いながらアクション!と叫ぶよ」と答え、会場を沸かせた。12年後に74歳になるキャメロン監督の新作の「ターミネーター」は実現するのか?2029年はスカイネットの脅威と成り得た人類抵抗軍を指揮するジョン・コナーの存在を事前に抹消するべく、T-800を1984年に送った年。2029年には実際にターミネーターは存在するのか、そして2029年になった時、キャメロン監督はどんな<ターミネータ―>を作り上げるか、興味は尽きない。