宇宙でたった2人、90年早く目覚めた男女の≪壮絶な愛と運命≫を描く『パッセンジャー』が3月24日(金)に日本公開となる。今ハリウッドで最も注目される2人、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをダブル主演に迎え、極限状態に置かれた男女の未だかつてないラブストーリーが描かれる。そしてこの度、本作の見どころの一つでもある“宇宙空間シーン”撮影の裏側が分かる特別映像が解禁となった。
本作では、冬眠装置で眠る 5000 人を乗せ、新たな移住地を目指し地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号が舞台となる。“宇宙で 90 年間、たった 2 人きり”という男女の壮絶なラブロマンスに早くも注目が集まるなか、もう一つの見どころとなるのが斬新な宇宙空間の映像だ。今回解禁となった映像では、クリス・プラット演じる主人公ジムの、圧倒的な宇宙遊泳シーンを生み出した過酷すぎる撮影風景が収められている。
映像の冒頭では、LED パネルで四方を囲まれた空間にポツンと台が一つ。この不思議な装置こそ“これまでの SF 映画では観たことがない”スペクタクルシーンの鍵となった究極マシン“ライトボックス”だ。パネルに銀河系の光景が映り、方向感覚が失われるほどグルグル回るその様子は、画面を通して観ても“宇宙酔い”必至。「俺が遅刻してきたから、拷問されるのかも」と冗談交じりに語るクリスだが、続く映像ではまさにその言葉通りの“拷問的な撮影”が始まるのだった。
本作のほか、『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)、『アメイジング・スパイダーマン 2』(2014)など、話題作で VFX スーパーバイザーを務めたエリック・ノードビーは、この撮影装置を“本作最大のチャレンジ”だったと語り、「宇宙遊泳の目が回るような感覚を観客にも共有してほしいと考えた」と圧倒的な没入感を目指したことを明かしている。そんな彼の技術と、キャストたちの過酷な演技によって誕生したスペクタクルシーンは圧巻。クリス・プラットも、「宇宙空間の撮影は本当に大変だった。でも出来上がった映像がすごく美しくて、苦労の甲斐があったんだ」と、その映像美には大興奮だと熱弁している。
一方で監督のモルテン・ティルドゥムは、本作のスペクタクルシーンを“あくまでもサポート役”だと意外な事実を明かしている。「この作品は SF がメインではなく、キャラクターが主体の映画なんだ。大がかりな演出も沢山あるし、驚くようなスペクタクルシーンもある。でも作品の原動力はキャラクターたちであり、2人の人間ドラマなんだ」と、宇宙空間演出はジムとオーロラのロマンスを助長させるものだと話している。秘密装置“ライトボックス”によって誕生した圧巻のスペクタクルシーンは必見。さらに、それによって際立つ、ジムとオーロラの≪壮絶な愛と運命≫も見逃すな!
映画『パッセンジャー』特別映像 スペクタクルシーンの秘密装置
https://youtu.be/l5Geaaz5s6E