日時:2017年1月8日(日)
登壇者(敬称略):綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、上地雄輔、久保田悠来
新たな年が幕を開けた1月8日(日)、前作に続き白鳥龍彦を演じた主演の綾野剛をはじめ、浅野忠信、伊勢谷友介、金子ノブアキ、上地雄輔、深水元基ら豪華キャストを六本木に迎え、来る成人式の前日ということで、新成人になる皆さんをお祝いする“『新宿スワンII』成人式スペシャルイベント”が開催された。
【レッドカーペットイベント】 13:30~14:10
場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 正面エントランス
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ前のエントランスエリアにはレッドカーペットが敷かれ、その名も“スカウト通り”に姿を変えた。
「俺がスカウトした女は必ず幸せにします。」主演・白鳥龍彦役の綾野剛、難攻不落のタキ王国・横浜を牛耳る最恐の敵・滝マサキ役の浅野忠信、表向きは冷静、裏では策士、葉山役・金子ノブアキ、喧嘩上等、渋谷の番長、森長千里役の上地雄輔、みんな大好き、頼れる強面、関玄助役の深水元基、一体どこで何をしてるのか?消えた龍彦の親友・洋介役の久保田悠来、一撃必殺、横浜最恐のナンバー2・ハネマン役の中野裕太、新宿バースト若手のホープ・ソガ役の桐山漣、新宿バーストの若きムードメーカー・井出役の佐藤祐基、前作から引き続き毒山役の一ノ瀬ワタル、そして映画「クローズシリーズ」、前作「新宿スワン」など大ヒット作を手がけてこられた山本又一朗プロデューサー、園子温監督が次々と登場し、レッドカーペットのボルテージは一気に駆け上がった。
劇中さながらにキャストが来場者へ名刺を手渡ししながら、握手やサインに応えるなどファンサービスをし、レッドカーペットは寒さを吹き飛ばすほどの熱気で包まれた。
最後に綾野が集まったファンのみなさんへ「お寒い中、たくさんの方にお集まりいただき、感謝申し上げます。改めまして、あけましておめでとうございます。今年は酉年ということで、“白鳥”龍彦からはじめられるのは大変縁起がよくてありがたいです」と、今年の干支にひっかけてのコメントを残し、ファンから大きな拍手を送られた。
また、ファンサービス中に配られた名刺の中には★印が入っているものがいくつかあり、「せっかく2017年になったばかりなので、ご恩返しということで、★印が入っていた方、このあとの完成披露プレミアにご招待します!」との綾野の鶴のひと声に、幸運をゲットしたファンからは悲鳴に近い喜びの声が聞かれた。
【舞台挨拶】15:00~15:30
場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
先ほどのレッドカーペットイベントの面々に加え、笑顔の裏は謎だらけ、頼れる先輩・真虎役の伊勢谷友介も登場。成人式前の日ということで、登壇者それぞれの20歳の頃の写真を大公開!当時のエピソードを披露し、綾野さんから新成人へ向けた熱いメッセージと共に、成人式イヴを大いに盛り上げた。
ラストには綾野の「『新宿スワンII』行くぞー」の掛け声で、金リボンのキャノン砲が発射!新年一発目にふさわしく豪華なイベントとなった。
MC:それでは、一言ずつご挨拶をいただきましょう。
山本プロデューサー:この日が来るとは思えないぐらいの大変な日々でした。赤ちゃんのおむつを替えようとしたら宅配便が来るような、いろんなことが一斉に起こるので、映画を作るのは大変です。この日にこぎつけることが出来て感無量です。応援よろしくお願いいたします。
綾野:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。ようやくここまでたどり着けました。ここに豪華共演者、監督、山本プロデューサーと立てていることがうれしいです。幸せいっぱいです。皆さまの力添えよろしくお願いいたします!
浅野:本日はお越しいただき、ありがとうございます。(綾野演じる)龍彦をボコボコにしちゃう役なので、観終わったあと嫌われないといいなと思います(笑)
伊勢谷:あけましておめでとうございます。この場に立たせていただき、うれしいです。皆さん、このあとぜひ楽しんでください。
金子:待望の新章、観ていただけることうれしく思います。今日は前作のレッドカーペットのときと同じスーツ、サングラスで験を担いできました!
上地:今日以上に寒い中、キャストみんなで力を合わせて作った作品です。ぜひ楽しんでください!
深水:(キャラクターの説明で、「みんな大好きな関」と言われ)みんな大好き??(笑)『II』でも、「みんな大好き」となるように、見届けてください!
久保田:前作に引き続き、出させてもらえてうれしいです。最後まで、僕がどこにいるかぜひ探してみてください!(笑)
中野:寒い中お越しくださり、ありがとうございます。最後までよろしくお願いいたします。
桐山:『II』からの参加です。演じているソガくんは、パイプをくわえている禁煙キャラです。よろしくお願いいたします。
佐藤:明るく元気にのびのびとボコボコにやられるキャラです(笑)よろしくお願いいたします。
一ノ瀬:こんにちは!(結婚式で乾杯の音頭をとるおじさんみたい、と共演者に言われ)このスーツ、この日のために仕立ててもらいました!
園監督:山本プロデューサーとは、昔からよく楽しいおっさんの会みたいな感じでお食事・お酒をご一緒させていただいていて、こうして『新宿スワン』で2作一緒に仕事ができることがとてもうれしいです。新章は前作と違ったカラーで青春ものというより、大人の色気を全面に出した作品です。
MC:錚々たるメンバーが勢ぞろいしました。 今月21日の公開を目前に、スタッフ、キャストの皆様方に お話を伺いたいと思います。まずは、綾野さん、前作から約1年半。 やっと『II』の公開をこうして皆さんにご報告できます。 いかがですか?
綾野:本当に奇跡です。前作を愛してくださった皆さんのおかげで、新章をお届けできます。感謝申し上げます。
MC:前作からのメンバー、今作からのメンバーといらっしゃいますが、 まずは前作からの主要メンバーである伊勢谷さん、今作の見所を教えてください!
伊勢谷:男たちがみんな何かを画策して、いざこざが起きるんですよね。それで目を血走らせながら、どつき合うんですが、今回どつき合いに参加できずに寂しかったです(笑)、今回、アクション監督の谷垣さんが入って、また前作と違ったアクションが凄いです。
MC:今回からの参加の浅野さん、オファーがきたときいかがでしたか?
浅野:無理だ!と思いました。ただ、そのあと、原作マンガを読んだら、滝マサキのビジュアルが自分にソックリで、しかも俺、横浜出身なんで、滝は横浜を牛耳っているということで、俺、やんなきゃいけない気がするな、と(笑)
MC:お話にも出てきましたアクションですが、皆さん大丈夫でしたか?
綾野:大丈夫でした(笑)。ただ、浅野さんとのラストのアクションシーン、3日間続けて撮影したのですが、(浅野さん)倒れてくれないんですよね!(笑)
浅野:浅野的には倒れてたつもりだったけど、滝的には倒れられなかったんだよ(笑)
綾野:アクションは個々に練習して、ある程度出来たら、お互いに合わせるというやり方だったんですが、他の方の練習動画を谷垣さんに見せてもらって、「みんな格好いいな」と思いながら、一方的にプレッシャーがかかりましたね(笑)。
MC:さて2017年、年があけまして、また明日は成人の日」ということで、成人の日イヴでもある本日の舞台挨拶のために、 登壇者の皆さんに20歳の頃のお写真をご用意いただきました!つい先日が成人式だったよーという人もいらっしゃれば…わりとずいぶん以前のお話という方もいらっしゃいますが…。それでは、皆さん、スクリーンにご注目ください!
<登壇者全員の20歳のころの写真を一斉にスクリーン投影>
綾野:20歳のころは役者になる前で、写真嫌いで変な写真ばかりなんですよね。このころは本当に何者でもなかったです(笑)
浅野:(20歳のころの自分に声をかけるとしたら、と聞かれ)この先、いろんな意味で大変だぞ、ガンバレ!ですね(笑)
伊勢谷:このころ、芸大にいて、僕はNYで展覧会をやってたときの写真です。髪が後ろだけ長くて、ジャンボ尾崎さんみたいでした(笑)
上地:成人式の写真と言われて、白スーツ、金のネクタイで、自分だけテイスト違くて恥ずかしい…ですね(笑)
MC:それでは最後に綾野さんからメッセージをお願いします。
綾野:改めて本日はありがとうございます。今年は酉年、新宿“スワン”ということで、我々にとっても縁起がいい年と確信しています。自分が20歳のころは孤独のどん底にいたような気がします。闇の中でしか光が作れず、その光で自分を照らすことだけで精一杯でした。闇の中で想像した光はやがて輝きとなって、今たくさんの方々の力をお借りして、ここに立てています。この中に今年20歳になる方いらっしゃるならば、努力は必ずしも報われるとは限りませんが、努力は自分を成長させます。自分を照らし続け、そして照らしてくれる人を愛してください。そうすることで、エンタメ業界もそうですが、日本ももっともっと豊かにと思います。僕もこの国、エンターテインメント、そして、ここに立っている皆さん、この作品を愛してくれるファンの皆さんを愛しています。