フランスで最も権威のあるセザール賞ベストドキュメンタリー賞にも輝いた『TOMORROW パーマネントライフを探して』の公開日が12月23日（金・祝）より、渋谷シアター・イメージフォーラムより全国順次公開となる。
本作のメガホンをとったのはフランスで女優としても活躍するメラニー・ロラン。活動家でジャーナリストのシリル・ディオンとともに、地球の未来を考える映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』を完成させた。映画は幸せな未来のライフスタイルを見つける為、世界各国を旅して、農業、食、経済、教育などあらゆる分野で“新しい暮らしを始めている人々”とふれあい、話を聞き、新しいライフスタイルを模索する今までにないドキュメンタリーとなっている。メラニーが本作をきっかけに自らのライフスタイルが大きく変わったと明した。
メラニーは本作を撮影するにあたり、「子供のためにも無気力のまま心地いい環境に満足しているのをやめて、何か地球環境のために、本当に役立つのか、解決策を探したいと思った」と話し、彼女は本作の撮影を通して、エコロジーに関する多くの知識を吸収。自らも地球の未来のために「1）ベジタリアン、洋服やコスメもサスティナブルな製品を使用」、「2）ブルターニュの島でパーマカルチャーの栽培法で野菜を育てる」、「3）必要以上に買い込まない。溜めこまない」を実践しているという。メラニーのライフスタイルや地球環境のための活動には皮肉交じりの声もあるそうだが、「つらいんじゃないかって言われるけど、その反対。これまでいつもフラストレーションに悩まされていた。けど、日常的にエコロジーを意識することで罪悪感からかなり自由になったわ」と今の幸せなライフスタイルについて明かしている。
メラニー・ロランは映画『イングロリアス・バスターズ』『オーケストラ！』『グランド・イリュージョン』『ミモザの島で消えた母』などで女優としても活躍しながら、映画監督としてもその手腕が評価されており、本作もフランスで権威のあるセザール賞 ベストドキュメンタリー賞を受賞。先日、次回監督作「Galveston（原題）」にエル・ファニングとベン・フォスターが出演し、初の英語の映画を手掛けると報じられ、今後は映画監督としてさらなる活躍が期待されている。
映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』は12月23日（金・祝）、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
