“認知症老女すり替え”で破滅に直進。釜山国際映画祭3冠「ビニールハウス」

“認知症老女すり替え”で破滅に直進。釜山国際映画祭3冠「ビニールハウス」1
“認知症老女すり替え”で破滅に直進。釜山国際映画祭3冠「ビニールハウス」2

提供:キネマ旬報

認知症を患う老女の“すり替え”を描き、第27回釜山国際映画祭で3冠に輝いたサスペンス「ビニールハウス」が、3月15日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。ポスタービジュアル、予告編、場面写真が到着した。

ビニールハウスに暮らしながら、少年院にいる息子の帰りを待つムンジョン。転居の資金を稼ぐために訪問介護士として、盲目の老人テガンとその妻で認知症を患うファオクを世話している。そんなある日、風呂場で暴れ出したファオクがムンジョンと揉み合う中で頭を床に打ち、息絶えてしまった。ムンジョンは息子との未来を守るため、自身の認知症の母をファオクの身代わりに据える。その決断はさらなる悲劇を招き……。

ムンジョンを演じるのは『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(18〜19)『Mine』(21)のキム・ソヒョン。「綱渡りのような危うい人生を生きる彼女こそ、まさに私自身ではないかと感じ、最初に台本を読んだときには涙を流しました」と言い、その熱演で第59回大鐘賞映画祭をはじめとする韓国の賞レースで全6冠に輝いた。
テガン役には『VIP-迷路の始まり-』(19)『私の解放日記』(22)のベテラン俳優ヤン・ジェソン。さらに『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』(22〜)で一躍脚光を浴びたアン・ソヨも出演する。監督・脚本は名門の韓国映画アカデミーで学び、これが初長編となるイ・ソルヒ。負のスパイラルが導く衝撃ラストを見届けたい。

「ビニールハウス」
監督・脚本・編集:イ・ソルヒ
出演:キム・ソヒョン、ヤン・ジェソン、シン・ヨンスク、ウォン・ミウォン、アン・ソヨ
2022年/韓国/韓国語/100 分/カラー/2.39:1/5.1ch
原題:비닐하우스 字幕:大塚毅彦 配給:ミモザフィルムズ
© 2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:https://mimosafilms.com/vinylhouse

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最終更新日
2024-01-10 14:46:48
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キネマ旬報(引用元

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