第34回三島由紀夫賞と第37回坪田譲治賞を受賞し、第164回芥川賞候補となった乗代雄介の同名ロードノベルを、話題作への出演が相次ぐ中島歩と「ルックバック」でデビューした七瀬ふうりの共演で映画化した「旅する練習」が、2027年に新宿バルト9ほか全国で公開される。場面写真が到着した。
スランプ気味の小説家・圭佑(中島歩)と、サッカーに没頭する姪の亜美(七瀬ふうり)。中学入学を前にした亜美の春休みに、二人は千葉の我孫子から茨城の鹿島アントラーズの本拠地まで、利根川沿いに歩くことに。圭佑はスケッチしながら、亜美はボールを蹴りながら、“練習の旅”でかけがえのない時間を紡ぐ──。
監督を務めるのは、東京藝術大学で黒沢清に学んだ眞田康平。これまで「しんしんしん」「ピストルライターの撃ち方」などの作品を発表し、「旅する練習」が商業映画デビュー作となる。
〈コメント〉
中島歩(圭佑役)
私は映画とは根本的にこの世界と人間を愛でる機能があると感じています。
この作品はそれを十分に感じさせるものです。
美しく、偶発的な瞬間が幾つもあり、それをカメラが美しく捉えています。
この作品と、そして他のお客様との無言の対話をぜひ劇場でお楽しみください。
七瀬ふうり(亜美役)
映画『旅する練習』に出演させていただくことになりました、七瀬ふうりです!
撮影では、はじめての経験もたくさんあり少し緊張しましたが、とても楽しく撮影することができました。
たくさんの方にこの作品を見ていただけたらうれしいです。
公開を楽しみにしていてください!
眞田康平(監督)
初めて原作を読んだ時、期待や興奮と同時に、簡単には踏み出せないものも感じていました。この物語を引き受けていく覚悟が自分にあるのだろうか。それでも、読み終わってすぐに映画のラストシーンが立ち上がってきて、思いついてしまったからには、これはもう撮らざるをえない。そんな出会いでした。
原作の乗代雄介さんが「言葉」を大切にしたように、「映画」の何を大切にするか。この映画にとってそれは、おじさんと亜美が、歩いて、書いて、蹴る、その瞬間を丁寧に捉えていくことだと思いました。
製作中、何度も口にしたのが「世界の豊かさ」という言葉です。鹿島まで歩く旅の中で、鳥や植物や景色を通して、一つずつ世界を見つけていく。どこにでもある風景が、彼らの時間の中でかけがえのないものになっていく。人が苦手で鳥が好きなおじさんと、飛んだり跳ねたりする亜美。中島歩さんと七瀬ふうりさんが、生き生きと二人を体現してくれました。その一つ一つの瞬間を取りこぼさないように、カメラに収めていきました。
この映画には、きっと、確かにそこにあった瞬間が刻まれているはずです。その時間を一緒に旅してもらえたらと思います。
「旅する練習」原作:乗代雄介『旅する練習』(講談社文庫)
出演:中島歩、七瀬ふうり
監督・脚本:眞田康平
プロデューサー:吉村知己
製作:ツインエンジン、ヨアケほか
制作プロダクション:ヨアケ
配給:ツインエンジン、ヨアケ
©2027「旅する練習」製作委員会
公式サイト:http://www.yoake.co.jp/




