世界No.1スタートム・クルーズと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)及び『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015年)でアカデミー賞最優秀監督賞を2年連続で受賞し、レオナルド・ディカプリオをオスカー俳優に押し上げたアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督。映画ファンのみならずとも知る、世界のエンターテインメント界を背負う2人が挑む“規格外”の新作映画、『DIGGER/ディガー』(原題:DIGGER)が2026年10月9日(金)より日本公開!
この度、映画『DIGGER/ディガー』(10月9日全国公開)のワールドツアー・グランドフィナーレとして、主演のトム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が来日し、記者会見を実施。通算26回目の来日となるトムと、アカデミー賞監督であるイニャリトゥ監督が、お互いへの深いリスペクトと、こだわり抜いた本作の裏側をたっぷりと語った。
■ 10年前から始動した企画「40年かけてようやく演じられた役」
トム演じる主人公“ディガー”について、トム自身は「秀でた、類まれなキャラクター」と語る。10年ほど前に監督と共に企画を立ち上げ、複雑な題材だったため構想から形になるまで実に9年もの歳月を要したという。
トムは「アクセントやユーモア、ドラマをどう使って、どう演じるか、俳優としてもスタッフとしても非常に深いアプローチでした。映画の冒頭からすべてが緻密に作られており、フレームの奥行きから3Dのように感じていただけると思います」と語り、「光栄なことに賞をいただいていますが、そのために映画を作っているわけではない。すべて観客の皆様のために作っています」と断言。「友人もすでに3〜4回観てくれていますが、観るたびに職人技を感じてくれています」と明かした。
■「うわ、トム・クルーズじゃん!」スタッフも困惑した特殊メイクと役作り
過酷な撮影現場での工夫について、イニャリトゥ監督は準備に5〜6時間を要した特殊メイクとセットの重要性を強調。キャラクターを表現するために細部まで注意を払って作られたセットで、カメラマンと共に光を決めながら慎重に撮影が進められた。
監督は撮影中の爆笑エピソードとして、「スタッフが連日、特殊メイクをしたディガー姿のトムに見慣れてしまっていたんです。だから、ある日トムが普通の姿で現場に来たときに、スタッフが『うわ、本物のトム・クルーズじゃん!』と素で驚いていました(笑)」と明かし、会場の笑いを誘った。
また、劇中に登場する圧巻の長台詞や演説シーンについて、イニャリトゥ監督は「長台詞の中でエキストラの感情の変化やタイミングまでコントロールしなければならなかった。正確無比にこなせたのはトムさんだからこそ」と大絶賛。
当のトムは「とても楽しかったです!もう1テイクやりたかったくらいですが、監督がハグしてくれて『これでいいんだ』と言ってくれました。人々からはメイクや衣装について聞かれますが、台詞はただ暗記するだけでなく、私たちがやっているのはコミュニケーション。彼(監督)が指揮者で、私はジャズを奏でているような感覚でした」と笑顔で振り返った。
■ 現実が風刺を追い越した?「ドゥキュメンタリーかと怖くなった」
劇中で描かれる風刺要素について、イニャリトゥ監督は脚本執筆時の苦労を告白。
「書き始めた当初は、現実に起きていることを極端に誇張した“風刺”として書いていたんです。しかし、時間が経つにつれて、僕たちが誇張して書いた出来事が実際に現実世界で起き始めてしまった。『自分たちが先に走りすぎているのではないか』『風刺ではなくドキュメンタリーになってしまうのでは』と怖くなりました」と語り、現実世界との適切な距離感(トーン)を見つけるために試行錯誤したことを明かした。
そして「観客の皆さんには笑って楽しんでほしいですが、同時に心を揺さぶられてほしい。見た後に会話をするきっかけになってくれれば」と期待を込めた。
明日10月6日の“トムの日”には、ジャパンプレミア レッドカーペットイベントを開催。映画の公開に向けて更なる盛り上がりを見せる本作に、ぜひご期待ください!
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『DIGGER/ディガー』10月9日(金) 全国ロードショー
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