韓国映画「最後まで行く」が岡田准一 × 綾野剛 × 藤井道人監督でリメイク

韓国映画「最後まで行く」が岡田准一 × 綾野剛 × 藤井道人監督でリメイク
提供:キネマ旬報

ひとつの事故を発端に極限まで追い詰められていく刑事を描いた韓国映画「最後まで行く」(14)が、岡田准一を主演、綾野剛を共演に迎え、「新聞記者」の藤井道人監督によりリメイク。5月19日(金)より全国公開される。

オリジナル版は「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュンが主演し、韓国で5週連続No.1を記録。第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品に選ばれ、中国、フランス、フィリピンでリメイクされた。
今回の日本リメイク版は、悪運が重なって陰謀に巻き込まれていく刑事と彼を追う監察官による年の瀬の4日間の物語が、スリリングかつスピーディ、時にコミカルに描かれる。脚本は「22年目の告白 -私が殺人犯です-」の平田研也が藤井監督と共同で担当。

各者コメントは以下。
岡田准一
藤井監督とスタッフ、そして綾野剛さんと過ごした撮影期間は、ものづくりの情熱に震える最高の時間でした。
綾野剛さんに追い詰められていく人物を演じるのは、今までの映画人生の中で一番エネルギーを使いました。
日本映画界の希望、藤井監督が織りなす最後まで加速するストーリーを是非ご覧いただきたいです。
綾野剛
藤井組の新たな作品に参加出来たこと、その撮影の日々は本当に幸せでした。藤井さんはカメレオン監督。常にジャンルレスであって、挑戦への熱量を絶やさない。まだ見たことのない、見せたことのない役の生き方を探求し提示し一緒に走ってくださいます。僕の知らない僕をいつも見つけてくれる無二の監督です。
そしてひとつの目標であった岡田准一さんとの共演。対峙し続ける関係ですが、僕のその想いが溢れてしまわないか、調整に苦労しました。ずっと見ていたくなる。これは役の矢崎にも通ずる良い影響をもたらしてくれました。
嵐のように変化を恐れないこの組の熱意は、総合芸術である事の大切さをいつも更新させてくれます。
ただひたすらかっこいいチームに乗せられて、志高き各部署のスタッフと共に最後まで生き切りました。
是非劇場で目撃ください。
藤井道人(監督・脚本)
小学生の時から憧れだった岡田准一さんとの仕事は、自分にとって忘れられない最高にエキサイティングな時間でした。映画に向き合う姿勢、キャスト、スタッフへの気配り、クリエイティブな発想の全てがこれからの自分の映画制作の糧になりました。そして、戦友の綾野剛さんも参加してくれて、自分でもびっくりするくらい面白い映画が出来ました。1秒も飽きることない、ノンストップエンターテイメントに仕上がっていると思います。そして、新境地の岡田准一さん、綾野剛さんが撮れたと思っています。
是非、公開を楽しみにしていてください。
韓国で本作のオリジナル映画を作ったキム・ソンフン監督に敬意をこめて。
西村信次郎(プロデューサー)
不幸、不都合、不条理、不運の連鎖と忖度が一気に押し寄せてきたら・・・不器用でいきあたりばったり。ドキドキしながらハラハラしながらドタバタしながら何とかしないといけない。上手くいかずさらに困難に陥る。情けないけど可笑しくて愛すべき役をお願いできるのは岡田准一さんしかいませんでした。岡田さん最高です。立場が違う役の綾野剛さんも(ネタバレできませんが)また最高です。藤井道人監督の新たな最高傑作です。

Story
12月29日の夜。
危篤の母を訪ねるため雨中に車を飛ばす刑事・工藤(岡田准一)は、署長から電話を受けて「ウチの署で裏金が作られているっていう告発が週刊誌に入ったが、もしかしてお前関わってるんじゃないか?」と詮索される。「ヤバい」と血の気が引いた彼は、どうにかやり過ごしたものの、焦りで一杯に。そこへ妻からの着信で、母が亡くなったことを知り絶句。その時、工藤の車は一人の男を跳ねてしまう。すでに男が絶命していることが判ると、彼は狼狽しながらも遺体をトランクに入れて立ち去った。
途中の検問も何とか乗り切って署に戻った工藤は、署長に裏金との関与がないことを必死に説明。そして母の葬儀場に着くと、あろうことか撥ねた男の遺体を母の棺桶に入れ、一緒に焼こうと試みる。
その時、工藤のスマホにメッセージが入る。「お前は人を殺した。知っているぞ」という驚きの内容で、「死体をどこへやった?言え」と続いた。まさかあの晩、誰かに見られていたのか……?
メッセージの送り主は、県警本部の監察官・矢崎(綾野剛)。彼は行方不明中だった男が死んでいたことに動揺していた。そしてその男こそ、工藤が撥ねた人物だった。しかも事態には、矢崎のある秘密が隠されていた。
追われる工藤と、追う矢崎。96時間の逃走劇の結末、そして男の遺体に秘められた衝撃の事実とは?

「最後まで行く」
Based on the film ‘A HARD DAY’ directed by Kim Seong-hun
Producer:Cha Ji-hyun, Billy Acumen
監督:藤井道人
脚本:平田研也、藤井道人
出演:岡田准一、綾野剛
製作幹事:日活・WOWOW
制作プロダクション:ROBOT
配給:東宝
コピーライト:© 2023映画「最後まで行く」製作委員会
公式サイト:https://saigomadeiku-movie.jp

最終更新日
2022-11-25 19:02:04
提供
キネマ旬報(引用元

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