
“オーストラリアのヒッチコック”“ヒッチコックの継承者”といわれた<サスペンスの名手>リチャード・フランクリン監督の最高傑作にして、クエンティン・タランティーノが選ぶ好きなオーストラリア映画ナンバーワン、1982年サターン賞・最優秀外国映画賞ノミネート。にもかかわらず、日本では未公開だった映画『ロードゲーム』が10月31日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次初公開。
この度、史上初めての『ロードゲーム』の日本版メインビジュアルが完成。
デイヴィッド・リンチ的な悪夢的なシーンも展開される本作だが、深夜の荒野を行く目を見張る1台のバン<目玉車>をフィーチャーした、世界的に見ても衝撃的デザインとなった。
キャッチコピーも「今日の豚は、明日のベーコン」「豚の死体解凍とともに近づく恐怖。けっして冷凍庫を見てはいけない。加工肉は、豚だけでじゅうぶんだ。」などと鑑賞前の想像力を存分に働かせることが可能なものとなっている。
また、予告編も解禁。
主人公クイッドを演じるのは『ゴングなき戦い』(72)、『センチュリアン』(72)、『チーチ&チョン スモーキング作戦』(78)、『ロング・ライダーズ』(80)、『エスケープ・フロム・L.A.』(96)など多くの傑作で活躍したステイシー・キーチ。本作では野犬ディンゴを相手にぶつぶつと独り言を喋り続けるトラック運転手、という独特なキャラクターを見事に演じ、予告始めに“ミートドライバー”という聞きなれない言葉が出てくるが、何を積んでいるかという問いに「豚だ」と堂々と答えており、本当にミートドライバーだったことがわかる。
睡眠不足のなか冷凍豚をのせてトラックを走らせるクイッドは、バンに乗った怪しい男を発見。彼がバラバラ殺人事件の犯人ではと疑い始めるが────道中、夫と離れ離れになった女性や若い女性、ヒッチ(ジェイミー・リー・カーティス)を車に乗せながら進んでいくが、夜につれてだんだんあたりは悪夢のような病的な様相に。何の肉か分からない塊が並ぶ冷凍室、急に目を見張るバンの登場などはまさに前後不覚の事態。
予告冒頭の、のどかな音楽はどこかに消え、次第に様子がおかしくなっていき、なぜかピンク色の光がステイシー・キーチの両目にぴったりドッキングするシーン含め、サスペンス、ロードムービー、独自のユーモア感覚など、ヒッチコックにも勝るとも劣らないかもしれないという『ロードゲーム』の魅力を予感させる。そして夜のアスファルトシーンに<すべての孤独者に捧ぐ低温系独り言サスペンス>とキャッチコピーが載る場面の音楽はまさに『マッドマックス』だが、音楽を担当しているのは『マッドマックス』『マッドマックス2』のブライアン・メイだった。
すべての孤独者に捧ぐ、独り言サスペンス――ステイシー・キーチ&ジェイミー・リー・カーティス主演『ロードゲーム』は10月31日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開!
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