「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載中の奥嶋ひろまさ氏による大人気コミック『ババンババンバンバンパイア』がついに映画化、7月4日(金)に全国公開!
銭湯で働く森蘭丸、その正体は450歳のバンパイア。究極の味わいである「18歳童貞の血」を求める蘭丸は、銭湯のひとり息子であるピュアボーイ・立野李仁の純潔を見守る日々だったが、ある日李仁がクラスメイトの篠塚葵に一目惚れ!李仁の初恋が成就してしまえば、童貞喪失の危機!彼の純潔を守るべく、あらゆる手を使い初恋を阻止しようと、蘭丸による決死の大作戦が始まるー。豪華キャスト・スタッフが揃った、笑ってキュンとしてクセになる前代未聞のバンパイア・ラブコメディがついに誕生!
奥嶋ひろまさ氏による大人気コミックを原作に実写映画化した『ババンババンバンバンパイア』。6月30日、東京都練馬区にある老舗の銭湯・たつの湯で銭湯トークイベントが実施され、主演の吉沢亮と共演の板垣李光人が参加した。たつの湯は本作の舞台である銭湯「こいの湯」のモデルとなった場所。外観や駐車場、薪割り場など、数々の重要なシーンの撮影が行われた。
首元に手ぬぐいを下げた銭湯ルックで登壇した二人。銭湯でアルバイトをする450歳のバンパイア・森蘭丸を演じた吉沢は「銭湯でイベントなんて初めて」と興味津々で「撮影でも使わせていただき、原作漫画の聖地にもなっているたつの湯でイベントが出来るという事で嬉しく思います」と笑顔で挨拶。「こいの湯」のひとり息子で、蘭丸に血を狙われる15歳のピュアボーイ・立野李仁役の板垣は「自分たちが撮影した場所でイベントをさせて頂けるのは光栄です」と喜んだ。
風呂椅子に座ってのトークでは、たつの湯での撮影裏話が飛び出した。篠塚葵(原菜乃華)が森蘭丸とキスをしようとしていると李仁が勘違いする場面について吉沢は「チュチュチュ、と言ってるところは爆笑しながら見ていました」と撮影の様子を振り返ると、板垣は「監督は言い方よりもチュの球数にこだわられていた。自分としては多めに言ったつもりが、もっと多く言ってほしいと言われて」と照れ笑い。吉沢は「よくあれを笑わらずに言えるなあと感心しました。僕だったら爆笑して撮れなかったはず。素晴らしいです」と見どころに上げていた。
李仁が可愛すぎて蘭丸が悶えるシーンについて話が及ぶと、吉沢は自身の変顔演技に触れて「あれは瞬発力で。必死こいてやっていました」と回想すると、板垣は「表情筋をいかんなく変顔で披露されるという...」と驚き、吉沢は「スピード感と切り替えが大事です。100か0かでやれるかどうか。実はああいうの大好きなんです」と語り、吉沢のコメディセンスにも注目だ。
薪を割るシーンでは、吉沢から直接「遠心力でやる!」という上手な割り方のコツを教わったという板垣。「教えて頂いたら一発で出来るようになった。とても上手いし、吉沢さんは薪割りもいけるんだと驚きました」と吉沢のオールマイティーぶりに舌を巻いていた。
吉沢と板垣は大河ドラマ「青天を衝け」』(2021)以来の共演。板垣の印象を吉沢が「僕らは二人とも省エネ。撮影以外は割と静かで、その辺が似ている」と共感を寄せると、板垣は「吉沢さんは職人気質で粛々と自分自身と戦ってるような印象。それは本作でも間近で見て感じました」と述べた。共通点はオンラインゲームだそうで、板垣が「ゲームの時の吉沢さんは普段よりも喋ってテンションが高い。普段の吉沢さんからは想像ができない」と豹変ぶりを明かすと、当の吉沢は「普段の3倍くらいはテンションが上がっている」と認めて「彼はそのまま静かで淡々と仕事をこなすタイプ。共通の友達とワチャワチャ騒いでいる間に、彼が淡々とモンスターを倒す」とゲーム上での関係性を紹介していた。
また入浴時のルーティンの話題になると、交換浴派という吉沢は「湯船につかった後に真水のシャワーを1分くらいかける。それを3回くらい繰り返す。冬でもやりますが、冬の真水シャワーは本当に危ないです。でもそれをやると体が整うので」とストイックなこだわりあり。長風呂派という板垣が「バスソルトを何種類かストックしていて、その日の気分で選んで長風呂」と言うと、吉沢は「やってみたら?今の季節ならばちょうどいいよ」と真水シャワーをおススメしていた。
本物の銭湯でのイベントということで、“いい湯”にちなんだゲームに挑戦。二人で協力して桶に入った70°Cのお湯に柄杓で水を注ぎ、いい湯加減の40°Cピッタリを目指すというもの。吉沢は「僕は数学が得意なので!」と余裕を見せると、板垣から「これは数学ですか...?」とツッコまれ、二人で相談し合い、手で温度を確かめ合いながら水を注ぎ続けた。しかしその結果は44.5°Cだった。吉沢は「クッソ~!」とオーバーに悔しがり、板垣は「ニアピン賞はないですか?」と残念そう。吉沢は「温度を手じゃなくて足で確認した方がよかったのかも?」と桶に片足を浸すと「あ、これは全然アッチ~です!」と笑いを誘った。
最後に板垣は「この作品はエンタメがギュッと詰まっていて、登場キャラも全員がおバカだと思うところもあるけれど、それぞれが一途に人やものを愛する姿勢が美しく尊く描かれています。笑える中にも感動が出来る内容なので、幅広い方々に観ていただきたいです」とアピール。吉沢は「笑えるシーンも沢山ある中で、泣けるシーンも、カッコいいアクションや歌唱シーンなど、色々な要素を詰め込んだ面白い映画です。今年の夏は『ババンババンバンバンパイア』と共に盛り上がっていきたいです」と呼び掛け、銭湯のようにアツ~いトークイベントは幕を閉じた。
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