
映画『天国の日々 4K』が4 月 4 日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
今回解禁された映像は、『天国の日々』の従来版と、4.4(金)より公開するテレンス・マリック監督自身が監修した 4K レストア版の映像がどう変わったのか一目で分かる比較映像。一本ずつ風に揺れる麦畑、マジックアワーの中のリチャード・ギアとブルック・アダムスなどがより鮮やかに詩的に表現されていることが分かる。国立映画アーカイブの主任研究員・岡田秀則氏は、ここ数年で劇場公開が急増した 4K 版と、従来の 2K 版との違いについて、「画面の肌理が違う。デジタルスキャンによる解像度は、4K でようやく科学分子からなる 35mm フィルムのレベルに達する」と、今回の 4K 版で本来の姿となって復活したと解説。さらに、これまでのフィルム映写機と DCP(現在主に使用されるデジタル素材)の違いについては「劇場の暗い環境で鑑賞することで、グラデーションの違いがよく分かる」とコメントしており、本作の魅力が一番発揮されるのは劇場のみである。当時、劇場で観て衝撃を受けた方も、配信等で知った方も、本来の姿で新たに蘇った『天国の日々 4K』をぜひ劇場で体感して欲しい。
併せてアザービジュアルも解禁(画像右下)。シカゴの工場でトラブルを起こし追われた青年ビルは、恋人のアビー、妹のリンダと共に、生きるために放浪し、テキサスへ向かう汽車でのワンシーンを切り取ったもの。汽車から出る煙が上空に駆け上り薄れていく様子は、これから訪れる農場での美しくも儚い「天国の日々」を表現しているように感じられる。
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