子猫の時に拾われ、10 年たっても 20 年たっても死なず、気が付けば 30 年以上生き人の言葉も喋れるようになっていた化け猫あんずを主人公にした、熱狂的ファンを持ついましろたかし氏による漫画「化け猫あんずちゃん」がアニメーション映画化!2024 年7月の公開が決定!
あんずちゃんの“声”だけでなく“動き”や“表情”も 森山未來が化け猫に!
『リンダリンダリンダ』(05)や大ヒット公開中『カラオケ行こ!』などで映画ファンから絶大な支持を集める山下敦弘と『花とアリス殺人事件』(15)にロトスコープディレクターとして参加した気鋭のアニメーション監督久野遥子が W 監督を務めます。本作では、実写で撮影した映像から動きや表情を抽出してアニメーションにするロトスコープの手法を採用。まず山下監督を中心に実写として撮影し、その映像をもとに久野監督が中心となり生き生きとしたアニメーションを作り上げます。実写で役者が演じた登場人物たちはその魅力を活かしながら、久野監督デザインによるキュートなキャラクターに変貌をとげ、ロトスコープならではの生き生きとした動き・表情で動き回るアニメーションになるという特別な仕上がりに。実写とアニメそれぞれに第一線で活躍する二人がタッグを組んだ、この作品だけのケミストリーにご期待ください!
制作は『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』で知られ、『窓際のトットちゃん』など繊細な芝居を得意とするシンエイ動画と、23 年カンヌ国際映画祭で短編パルムドールを受賞した「24(原題)」など世界が注目するスタジオであるフランスの MIYU プロダクションが共同で制作する初の長編アニメーションになります。久野遥子監督は、多摩美術大学在学中に制作した短編アニメーション「Airy Me」が第 17 回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を始め多数の受賞、海外映画祭での上映にて一躍注目を集め、アニメーション作家として活躍する傍ら、商業アニメーションとして TV アニメ『宝石の国』、『BEASTERS』、『映画クレヨンしんちゃんシリーズ』などでも演出、絵コンテ、原画などで頭角を現し、アニメファンからも熱い支持をうける気鋭のクリエイター。みずみずしさ溢れる豊かな人物やキャラクターの表現力は唯一無二とされ、直木賞候補にも選出された「オルタネート」(加藤シゲアキ・新潮社)の表紙イラストでも話題を呼びました。海外でもその才能が注目されており、フランスからのラブコールを受ける形で今回の日仏合作の運びとなりました。
また、キャスト(声と動き)として化け猫のあんずちゃんに、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)、『ほかげ』(23)他、数々の話題作に出演、多岐に渡るジャンルで、国内外で唯一無二の活躍を続ける森山未來が決定!森山氏があんずちゃんを実写映画と同じように演じ、撮影。その映像から動きや表情のエッセンスを抽出しアニメーションのあんずちゃんに命が吹きこまれ、なんとも人間味のある!?動きや表情が表現されています。また声も撮影時の音声がそのまま本編に使用されており、他のアニメーション作品とは一線を画す自然でリアルなやりとりを生んでいます。あんずちゃんの声と動きを担当した森山は、「森山の造形はほぼ跡形もなくなるんだな。でもフランス×日本合作の実験的で楽しそうな座組だし、あんずちゃんよろしく、ゆるゆると夏休み気分で行ってみるか!」と忙しいスケジュールをぬって撮影に参加した際の気持ちを振り返っています。(全文別途掲載)また、鬱屈した思いを抱え、あんずちゃんと出会い変わっていく少女“かりん”を山下監督の『1 秒先の彼』(23)でもフレッシュな魅力を発揮した五藤希愛が担当します。
さらにこの度新ビジュアルと超特報映像が解禁となりました!MIYU プロダクションが中心に作り上げる絵画のような美しさの背景の中に、ロトスコープにより生きているかの様に描かれるあんずとかりんの瑞々しいアニメーションが垣間見える一味違う特別な仕上がりを期待させます。世界の才能が集結し、満を持して送り出す『化け猫あんずちゃん』、2024 年7月全国公開です!
【STORY】
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。 その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。だが、おかしなことに 10 年・20 年経っても、死ななかった。30 年たった頃、どうした加減なのかいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。 そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子が 11 歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚とケンカし、彼女を置いて去ってしまう。大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんちゃん。 お世話を頼まれたあんずちゃんはしぶしぶ面倒をみるのだが、どうも一筋縄ではいかない気配が......。
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配給:TOHO NEXT ©️いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会