映画やドラマで俳優として活躍する一方、監督やプロデュース業でも多彩な才能を発揮している齊藤工が監督を務める映画『スイート・マイホーム』。現在開催中の第 25 回上海国際映画祭 GALA 部門や、7月には第 22 回ニューヨーク・アジアン映画祭コンペティション部門への出品が新たに発表され、海外での評価も高まっている。
今まで唯一解禁されている映像の特報では、主演の窪田正孝や蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介らが、「何かに見つかったら終わり」というところまでは語られていたものの、その多くは謎に包まれていた。この度、予告と本ビジュアルが完成!!
極寒の長野に住むスポーツインストラクターの清沢賢二(窪田正孝)は、愛する妻・ひとみ(蓮佛美沙子)と幼い娘たちのために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”と謳われたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実を噛みしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家だったが・・・
今回完成した 60 秒の予告では、やっと手にした幸せの象徴でもあるマイホームで何か事件が起こり、血相を変えて帰宅する賢二に始まり、次のシーンでは誰かの死体が・・・。妻ひとみのアリバイを賢二に聞き出そうとする警察。一方のひとみも「誰かに見られている感じはずっとあった」と恐怖に怯え、さらに「家に誰かがいた」と主張する。そんな中、赤ん坊の次女・ユキが忽然と姿を消す。「お前、何も見えてないのか。あいつらに見つかったら終わりだからな!」と兄・聡(窪塚洋介)に叱責され、子供を探しに賢二が地下に向かうと・・・。
予告が映し出しているのはまだストーリーの序盤。本編ではさらに身の毛立つ恐怖へと転じていく。周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された過去。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?
また先日、尾崎世界観が書き下ろした主題歌「返光(Movie Edition)」を、yama が歌唱することが発表されたが、予告でついにその楽曲の一部が解禁。予告の中盤で流れる「返光(Movie Edition)」は、どこか狂気と懐かしさを孕んだ世界観の中にも切なさに溢れた珠玉のバラード。祈りにも通ずる yama の歌声が感情に訴えかけてくる楽曲となっている。
さらに、本ビジュアルも解禁。賢二の背後のシルエットに、賢二・ひとみ・聡の 3 人に加え、賢二たちが住む「まほうの家」を建築する住宅会社社員の本田(奈緒)や、賢二の長女・サチが重なり合っている。それぞれの表情は、キャラクターの心情をあらわしたような、濃密な「秘密・謎・不気味さ」が渦巻くホラー・ミステリーを予感させるデザインとなっている。特にサチが両手で顔を覆いながらも“何か”の存在を凝視しているカットは、重要なキーとなりそうだ。本ビジュアルデザインはイラストレーター・羽鳥好美が書き下ろした本作の世界観を表現したイラストを元にグラフィックデザイナー・大島依提亜が手掛けたものとなっている。
また、前売券情報も同時に解禁。
賢二が地下室を覗き込む印象的なティザービジュアルでデザインされたムビチケ前売券(カード)が本日より発売。オンライン通販用の特典は齊藤監督が撮影した窪田正孝・蓮佛美沙子・奈緒・窪塚洋介のポートレート写真のポストカードとなっており、各キャストの魅力が引き出されたものとなっている。また、劇場販売用の特典は、本ビジュアルを手掛けた大島依提亜が、イラストレーター・サイトウユウスケと共に創り出したオルタナティブビジュアルのポストカードとなっている。「まほうの家」を温めるエアコンを中心に本作の登場人物たちが意味ありげな目線をこちらに向けている引き込まれるデザインとなっている。
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映画『スイート・マイホーム』9月1日 全国公開
©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社 配給 :日活 東京テアトル