プロデューサー、ショーン・マッキトリックが新たに放つパラドックス・スリラー『アンテベラム』が 11月5日(金)にて公開。
この度解禁されたのは、本作で映画初主演を飾ったジャネール・モネイの特別インタビュー映像。
グラミー賞ノミネート常連の R&B シンガーであるジャネール・モネイがスクリーンデビューを飾ったのは、全米賞レースを沸かせた『ムーンライト』。その演技が絶賛された以降も、『ドリーム』『ハリエット』とコンスタントに映画に出演してきた彼女が、ついに本作で映画初主演を飾った。しかも恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンという二人の女性を一人で演じ分けるという難役である。
1985 年生まれのモネイが最初に脚光を浴びたのは、シンガーソングライターとしてで、人気ヒップホップデュオ「OutKast」のビッグ・ボーイに見出されて、2007 年にソロ歌手としてデビューを果たす。デビューアルバム『Metropolis』からシングルカットされた『Many Moons』は高く評価され、第 51 回グラミー賞にノミネートされた。さらにモネイは人気ブランドの広告塔にも抜擢されるなど、ニューソウルクイーンとして、またメッセージを発信する力強いアイコンとして羨望の眼差しを集める存在となった。初来日は 2019 年。「フジロック 2019」に出演した彼女は、プリンスやマイケル・ジャクソンらブラックミュージックを血肉にして生まれた圧巻のパフォーマンスで日本の音楽ファンを魅了した。また差別の犠牲となった黒人被害者の名前を連呼するプロテストソング『Hell You Talmbout』は、今年日本でもヒットを記録した映画『アメリカン・ユートピア』内でデイヴィッド・バーンがカバーするなど、モネイの才能やメッセージは多くのアーティストたちを刺激している。歌手のみならず女優業も順調で、高い評価を得た『ムーンライト』や『ハリエット』など、自らの思想や心情と共鳴した作品に積極的に参加。映画初主演となった『アンテベラム』もその一つだ。モネイは本作出演について「黒人女性への敬意こそが本作に出演する決め手だった。過去と今、そして未来を形作る女性たち。そして私の祖母や先祖の女性のような。この映画は重要なことを描いていると思う。過去が現在や未来に直接的にどう影響しているか」と明かす。本作が持つテーマにも惹きつけられたそうで「人種差別や無意識の攻撃、白人至上主義など、特に私たちが生きる今の時代こそ、もっと光を当てることが重要だと思うの。有害な問題にね」と熱弁する。
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『アンテベラム』11月5日(金)より全国ロードショー
※TOHOシネマズ シャンテは11月7日(日)より
©2020 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. 配給:キノフィルムズ
出演:ジャネール・モネイ、エリック・ラング、ジェナ・マローン、ジャック・ヒューストン、カーシー・クレモンズ、ガボレイ・シディベ