“パントマイムの神様”マルセル・マルソーの実体験に基づく感動作『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』が 8月27日(金)より TOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開。
このたび解禁となったポスタービジュアルは、まずジェシー・アイゼンバーグ演じるマルセル・マルソーのボーダーシャツを着てパントマイムをしている後ろ姿が印象的。添えられたキャッチコピー「パントマイムは希望の道しるべ」と相まって、その背中に負っている人生経験や、彼が光の向こうに見ているものへの想像を掻き立てる。また、ボーダーシャツ姿は、のちに彼が創り出し、今や世界中のパントマイムの典型的なイメージとなったキャラクター【Bip(ビップ)】を彷彿とさせる。
さらにポスターには、ナチのハーケンクロイツ旗がはためく中、強い眼差しで何かを見据えるマルセルと、それとは対照的な子供たちの無邪気な笑顔の写真が並ぶ。ナチに親を殺された 123 人のユダヤ人の子供たちにパントマイムで笑顔を取り戻し、やがて険しく危険なアルプスの山を越えて安全なスイスへと彼らを送り届ける行動の背景にあった、マルセルの強靭な意志と信念、そして子供たちとの固い絆を想起させるビジュアルに仕上がっている。
また、計4点の場面写真が解禁された。その中には軍服に身を包んだエド・ハリスの写真もある。4 度のアカデミー賞®にノミネートされた名優が演じるのは、ジョージ・S・パットン。第二次大戦では連合軍部隊の一軍を率いた果敢な攻撃でドイツ軍を窮地に追い込み、のちに彼の名を冠した戦車や、彼を描いた映画が作られるほど有名なアメリカの名将で、輝かしいキャリアを重ねてきたエド・ハリスにまさにぴったりの役柄である。ほかには、ピクニックを装ってユダヤ人孤児を逃がそうとするマルセル(ジェシー・アイゼンバーグ)と“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉(マティアス・シュヴァイクホファー)が相対している写真。逃亡を手助けしていることが露見すれば逮捕され命の保証はない、緊迫感伝わる 1 枚である。そのほかに炎に焼かれるナチの軍人や、雪深い山道を歩くマルセルとユダヤ人の孤児たちの写真。前者は当時のレジスタンス活動の過激さが否応なしに伝わってくる。一方、後者はナチの手から逃れるため、危険なアルプス越えを敢行している様子を切り取っている。目に悲壮感を漂わせた大勢の子供たちを連れたマルセルの険しい目線の行き先には何が待ち受けているのだろうか。
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