新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止のため劇場公開が延期となっていた映画『砕け散るところを見せてあげる』が、2021年4月9日(金)に公開することが決定。
本作は、各著名人からも絶賛され、「紀伊国屋書店」「ブックファースト」「三省堂書店」など主要都市の大型書店で、文庫売り上げランキング第一位が続出するなど注目を集めた竹宮ゆゆこの同名小説を、数々の海外の映画祭で高い評価を得る鬼才SABUが実写化した作品。
主演は、『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、若手実力派俳優・中川大志と、ガールズダンス&ボーカルグループ「E-girls」のメンバーというアーティストとしての活躍に加え、『ガールズ・ステップ』『ソロモンの偽証』でブルーリボン新人賞を受賞するなど、その演技力にも注目が集まる石井杏奈が務める。他にも、井之脇海、清原果耶、松井愛莉、北村匠海などの今注目の若手俳優陣に加え、矢田亜希子、木野花、原田知世、堤真一などの実力派俳優陣がしっかりと脇を固める。
主題歌はLDH Presents THE GIRLS AUDITIONにてグランプリを獲得した新進気鋭の現役高校生の琉衣が担当する「Day dream ~白昼夢~」も決定している。
この度、映画本編では使用されていない映像も用いたSABU制作によるスペシャルトレーラーの第1弾が解禁となった。スペシャルトレーラーは、本予告では描ききれなかった物語の鍵となる重要なシーンを盛り込んだ内容で、今後第2弾以降の制作も決まっている。
さらに、本作が第36回ワルシャワ国際映画祭の<国際コンペティション部門>への正式出品されることもわかった。<国際コンペティション部門>は、ワルシャワ国際映画祭の最高賞を選ぶ部門で、世界各国のさまざまな候補作から選りすぐりの作品が選出される。
公開日決定、ワルシャワ国際映画祭のコンペティション部門への出品を受けて、SABUよりコメントが届いている。
■SABU監督コメント
コロナでこれまでの日常が奪われた。劇場で映画が観れないのは本当に辛かった。映画は人の心を豊かにする大切な娯楽の一つだと改めて感じました。僕は観客の皆さんの声や反応を原動力に映画を作って来ました。お客さんの声を早く聞きたい。そんな中、ワルシャワ国際映画祭からコンペティション部門で招待! 嬉しくて飛び上がりました。今回のコロナで隠れたヒーローたちが話題になりました。昼夜を問わず舞台裏で活動し、病人や弱い立場にある子どもたちを支えるヒーローたちです。今作にもそんなヒーローが登場します。娯楽映画であること以上にアートフィルムとしての性質を多く備え、個性的で美しく、記憶に残る作品です。映画を見て楽しんで是非声を聞かせて下さい!
【ストーリー】
どこにでもいる高校生の濱田清澄は、“学年一の嫌われ者”と呼ばれて孤立していた一年生の蔵本玻璃を、いじめの手から救い出そうとする。清澄は玻璃の愛らしさと心の美しさに気づき、玻璃は清澄に感謝と憧れの想いを抱き、二人は心の距離を縮めていく。だが、玻璃には誰にも言えない秘密があり、玻璃を守り抜こうとする清澄にも〈恐るべき危険〉が迫る─。
(C)2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会