世紀の発明王トーマス・エジソンほどの天才にも、最強のライバルがいた。彼の名前はジョージ・ウェスティングハウス、〈頭脳でトップに立つクリエイター〉であるエジソンに対して、〈戦略で支配を広げるカリスマ実業家〉だ。この二人による壮絶なビジネスバトル〈電流戦争〉を描いた映画『エジソンズ・ゲーム』の公開日が4月3日(金)に決定、併せて本予告映像と場面写真が解禁となった。
アメリカ初の電力送電システムを巡る、エジソンとライバルたちの闘い<電流戦争>があったからこそ、現代の私たちは豊かな暮らしを送っている。そんな歴史の一大トピックが、ついに映画化。莫大な金が動く特許の争奪戦に、名誉をかけた裁判。その影で横行するスキャンダラスなネガティブキャンペーンと裏取引──超一流の天才たちによる、息もつかせぬ本気の闘いの全貌が今、明かされる。
当初、本作はワインスタイン・カンパニーの作品として、2017年にトロント国際映画祭でお披露目され全米公開を予定していた。しかし共同創業者のハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑が発覚、同社は破産に追い込まれ、映画は公開延期を余儀なくされた。その後、ワインスタイン・カンパニーは買収され、新たな101 Studiosという配給会社により、遂に昨年10月、全米公開を実現したばかり。この復活劇に一役買って出たのは、巨匠マーティン・スコセッシ監督だ。当初のトロント映画祭で披露された本編は、ワインスタイン・カンパニーの強い圧力によってまとめられた、製作陣にとって不本意なバージョンだったという。アルフォンソ・ゴメス=レホン監督の師匠で本作の製作総指揮であるスコセッシ監督は、それを完成版と認めず製作陣による再編集を支援した。監督たちは、超多忙なスター俳優たちを集め、たった1日限りの再撮影を敢行。元のバージョンから10分を削り、新たに5つものシーンを追加した渾身の“ディレクターズ・カット”を完成させ、2年越しの全米公開となる奇跡の大逆転を成し遂げた。
この度解禁された予告映像では、電気の供給権を巡り、<直流>による送電方式を提唱する天才エジソンと、<交流>による送電方式を提唱する宿敵ウェスティングハウスの激しい攻防が収められている。冒頭から、敵対心をあらわにするエジソンとウェスティングハウス。そこにウェスティングハウスと手を組む新進気鋭の科学者二コラ・テスラと、エジソンの助手・インサルも加わり、白熱したビジネスバトルはより加速していく。アイディアを盗まれ怒鳴り散らす姿や、交流は危険だと煽るネガティブキャンペーンの実施など、我々がよく知る“偉人エジソン”とは大きくかけ離れた姿が衝撃的だ。だが、ウェスティングハウスも黙ってはいない。「そろそろ決着を付けようか」とエジソンに宣戦布告するや否や、「君の不正は掴んだ」と、不敵な笑みを浮かべる…。<直流>のエジソンと、<交流>のウェスティングハウス。果たして未来を照らすのはどちらか――。プライドと情熱が衝突する、究極のビジネスバトルの行方から目が離せない!
また、予告映像とともに、新たな場面写真も解禁!ベネディクト・カンバーバッチとトム・ホランドの“師弟”2ショットを収めた写真、弟子感全開のトム・ホランドの可愛らしい笑顔溢れる一枚は、マーベル・シネマティック・ユニバースファン垂涎間違いなし。また、エジソンの宿敵「カリスマ実業家」ウェスティングハウスの険しい表情を捉えたものや、天才二コラ・テスラとビリヤードを興じる紳士的な姿も写し出している。他にもエジソンの発明のひとつでもある蓄音機の前で妻メアリーと仲睦まじく会話を交わすエジソンの姿からは、本作で見せる新たな一面も予感させる。また、テスラの写真からも分かるように、本作ならではの輝く豪華なセットにも注目だ。
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