石橋蓮司、大楠道代、岸部一徳、桃井かおり出演により話題の阪本順治監督最新作『一度も撃ってません』。
様々なジャンルの作品に出演、強い個性と演技力で異彩を放ってきた名優・石橋と、日本映画界の中で同じ時代を共にしてきた大楠、岸部、桃井らが共演を果たす本作には、世代を越えた次世代の豪華俳優陣の出演も実現。沢山の「男」を描いてきた阪本順治映画と、丸山昇一のバツグンにしゃれた脚本、そして俳優・石橋蓮司の妙技に魅せられ出演するのは、佐藤浩市、豊川悦司、江口洋介など、主演級としていまや日本映画に欠かせない次世代の俳優陣に加え、妻夫木聡、新崎人生、井上真央、柄本明、前田亜季、渋川清彦、小野武彦といった豪華でバラエティに飛んだ面々が華を添えている。
さらに今回、「令和」を担う世代として柄本佑や、最年少には、寬一郎が実父の佐藤浩市と初共演を果たす事も注目だ。昭和、平成、令和の世代を超えた豪華俳優陣の共演が作品にさらなる“広がりと深みをもたらす。
本作は、74歳の主人公:市川進(石橋)が、ハードボイルドを極めすぎた小説執筆活動によって、妻も、友人も巻き込んで人生最大の騒動を起こしてしまうオトナのハードボイルドでハートフルなコメディ映画。登場人物誰もが、脚本・丸山昇一の描くハードボイルドの中に生きる人物としての空気をまといつつ、真面目に演じれば演じるほどに、人間の“おかしみ”と、“リアリティ”が笑いとなって伝わる空気感がクセになるだろう。
この度、予告編映像と、ポスタービジュアルも解禁。ハードボイルドマニアも唸るマニアックな一面の裏に、主人公・市川進の“一筋縄ではいかない”人間味たっぷりのおかしな顛末(てんまつ)に笑ってしまう二つの魅力と、豪華キャストたちの確かな芝居力に圧倒される事間違いなし。本年のゴールデンウィーク、オトナたちが一番ぐっときて、共感して、そして何より可笑しな本作を、是非劇場で!
<コメント>
■市川弥生(市川の妻)役 / 大楠道代
「同世代が多い現場で、充実した撮影期間でした。石橋蓮司さんとはプライベートでもご一緒する事が多いのですが、夫婦役としては『団地』以来二回目、いつもと変わらず、とても居心地良く共演させていただきました。皆さん心から楽しんで演じていたので、作品を観る方も絶対に楽しめるものになっていると思います。」
■石田和行(元検事)役/岸部一徳
「今回、(石橋)蓮司さんを主役にしてそこに皆が集まりひとつの作品を撮るという話からはじまりました。俳優としての現実的な部分と、夢のようなものを持っているのですが、今回はその夢が実現したような気がします。尊敬する俳優の石橋蓮司さんと、普通ならば主役の人たちが皆集まり脇になって一緒に楽しんで何かをつくろうということはなかなかないことなので、楽しみと緊張感といったものが一緒になってます。僕ら世代が中心になってひとつのものが成立している。蓮司さん世代が真ん中にくるとちょっと何か景色がかわる、そんな感じはあります。」
■玉淀ひかる(元人気ミュージカル女優)役/桃井かおり
「私が以前監督に「石橋蓮司を主演で映画を一本撮ってね」と言ったことが、この企画の立ち上がりのキッカケのひとつだったという事で、今回は、「断れないよね?」という出演交渉だったんです(笑)。初めて阪本組に参加したんですけど、撮影前は一番私が緊張していたと思います。でも、今回は蓮司さんはじめ、とても仲の良い方々との共演という事で、今までの作品で一番緊張しなかった作品になったかもしれない(笑)。私が一番最初に芝居をした時の映画(『あらかじめ失われた恋人たちよ』(71 年))で主演が蓮司さんだった事もあり、石橋蓮司という俳優の背中を見て生きてきた訳です。蓮司さんは頭が良くて、面白くて、鋭いのにかわいくて。しばらく普通の人間がつまらなく感じるくらい”世界で一番しゃれた男”だと思っています。阪本監督は、非常に合理的で、簡潔で、柔軟で、スタッフもみんなアイデアを出せる現場。もう楽しい限りでしたね。俳優陣皆さんが、無条件に阪本組に参加しているという関係性が素晴らしいです。こんなに美しい関係を築いている日本映画は見たことないです。とても贅沢な映画に参加したと感じてます。」
■児玉道夫(市川の編集担当)役/佐藤浩市
「創る方も創る方だし,観る方も観る方な映画が出来ました。でも世界中の何処を探してもない,日本映画だけが持つ優しさと暖かさに包まれた映画です。」
■周 雄(ヤクザに雇われたヒットマン)役/豊川悦司
「僕の役者人生になくてはならなかった先輩達と後輩達との贅沢な時間、阪本さん、ありがとう。」
■守山秀平(不動産投資詐欺師)役/江口洋介
「ベテラン俳優石橋蓮司さんと阪本順治監督という強力なコンビがタッグを組んだ手作りな映画です。昭和の不器用な大人達の本気の喜劇作品に参加でき、特別な時間になりました!是非、映画館で楽しんで下さい!!」
■今西友也(市川の仲間のヒットマン)役/妻夫木聡
「約 11 年ぶりの阪本監督からのオファーに歓喜。石橋蓮司さんを始め、錚々たるメンバーの中に加えて頂けてとても幸せでした。どんな役にも愛情たっぷり命を吹き込んでくれる阪本監督に底知れぬ映画愛を感じました。ハードボイルドな石橋蓮司さんのたまに見せるキュートさが最高です。是非、劇場で観て頂きたいです」
■ポパイ/南雲雄平(バー「Y」のマスター)役/新崎人生
「大物俳優ばかりで、まさに世界中の怪物レスラー達に囲まれたバトルロイヤルのような凄い現場でした。」
■福原歌留多(今西の恋人)役/井上真央
「阪本組に参加することはひとつの夢でした。石橋蓮司さんを中心に、全力で楽しんでいる先輩たちの輪の中へ、ほんの少しの時間でもご一緒できたことを幸せに思います。」
■連城孝志(暴力団幹部)役/柄本明
「出なければいけない映画でした。」
■五木要(児玉の後任編集者)役/寛 一 郎
「古き良き時代の人間、そして映画。この作品に一年前参加できたことで今の自分があるし、今の時勢に戦って行こうと勇気をくれる作品でした。石橋蓮司最高!」
■中道亜美(バーテンダー)役/前田亜季
「石橋さんと岸部さん、お 2 人との共演シーンでは、佇まい、その背中から滲み出るものって本当にあるんだなぁ、見えるんだなぁ、と感じるとても幸せな撮影時間でした。こんな可愛らしい魅力有るにんげんになれたらな、、と。憧れる世界が映画の中にありました。私はニヤつきながら終始みていました。是非ご覧頂きたいです。」
■西浜雄大(暴力団手下)/渋川清彦
「石橋蓮司さんの息子役をやらせてもらった「半世界」に続き二度目の阪本組。40 半ばにさしかかった自分は、今や現場で年上になりつつある立場が増えてきましたが、今回の阪本組の現場では、自分が若輩者という立場でありがたく演らせて頂きました。石橋蓮司さんの背中をみて、生きてきた道、懐の深さを勝手に学ばさせてもらっています。」
■若山得安(自治会会長)役/小野武彦
「映画は石橋蓮司さん、阪本順治監督、原田芳雄さんが大好きな人達が集まって創られたとてもとても贅沢な作品です。意外な人達が意外なところに。お楽しみ下さい!!」
■植田順(薬の売人)役/柄本佑
「蓮司さん主演で阪本監督が新作を撮ると聞いたんですが、「歩行者とかでもいいので、何とか出れませんかね、、、」なんて社長に相談したのは初めてのことです。何故って、超絶大好きな蓮司さんの主演作にワンカットも自分が出てないなんて悔し過ぎると思ったからです。しかも阪本組ですよっ。禁じ手を使い出させていただきました、、、しかし!出れて本当に嬉しかった!最高!」
©︎2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ