「人間関係はクラッシュしないと進まない」佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優の“三兄妹喧嘩”シーン解禁!『ひとよ』

「人間関係はクラッシュしないと進まない」佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優の“三兄妹喧嘩”シーン解禁!『ひとよ』

注目度 No.1監督と、日本を代表する豪華実力派俳優陣で話題沸騰の映画『ひとよ』。11月4日「ひとよ」の日である本日、待望の本編シーン映像が解禁!

到着したのは、佐藤、鈴木、松岡の三兄妹が一堂に会する、スナックでのワンシーン。子どもたちを守るために、母こはる(田中)が暴力を振るう夫を殺めた一夜の事件から 15年。紆余曲折を経てこはるは三兄妹のもとへ帰ってくるが、15年前と同様に兄妹たちが生まれ育ったタクシー営業所への嫌がらせが再開。手を焼く面々だったが、そこである事実が発覚する。映像では、それをきっかけに雄二・大樹・園子の3人が、園子の勤め先であるスナックで口論になるシーンが映し出されている。
「母さんは母さんだぞ」と悲しみを滲ませながら静かに憤る大樹、雄二は、「代償考えないで子供置いて出て行って、自分は禊も済ませたつもりで帰ってきて、冗談じゃねえよ!」と吐き捨てる。殺人を犯してまで自分たちを守ってくれたこはるへ葛藤を抱える大樹、園子と、事件のせいで世間から冷たい視線に晒され続けてきた 15年間を許せない雄二、それぞれが抱えてきた想いがほとばしり、あわや激しい取っ組み合いに!?兄妹たちが文字通りぶつかり合う、緊迫感満点のシーンに仕上がっている。
白石監督いわく、本作には「他人であろうと家族であろうと、人間関係は一度クラッシュしないと前には進めないのではないか」というメッセージが込められ、色濃く反映されているという。今回解禁されたシーンでも、三兄妹が家族だからこその苦悩や葛藤を経て、衝突しながら前に向かおうとする姿が映し出されている。さらに白石監督は、三兄妹を演じた俳優陣を、決して仲が良いだけではない絶妙な距離感も含めて「本当の兄妹にしか見えない」と絶賛。佐藤、鈴木、松岡という実力派たちの迫真の“兄妹喧嘩”は、観る者の心に深く迫って来ること必至!

また、俳優・映画監督・芸人・作家と一足早く本作を鑑賞した各界を代表する著名人からも、熱いコメントが続々到着!白石監督作品が、表現者たちをも魅了してやまないことがうかがえる、絶賛コメントの数々もぜひご覧ください。

◆糸井重里さん(ほぼ日刊イトイ新聞 主宰)
こころの痛いことが続く。こころに骨があるとしたら、そいつが軋み続けるのだ。家族のひとりひとりは、じぶんなりの判断をするのだが、その判断は、ことごとく裏目に出てしまう。判断は、どんな人にも、いつでも求められている。そして、間違わないためにだけ生きることなどできない。観なきゃよかったと言うために、ぜひ観たい映画である。

◆本広克行さん(映画監督)
これは新しいエンタメ映画だと思った。何故ならば、子を思う親の気持ち、親を思う子の気持ち、映画だから物語だから当り前だけどそのすれ違った感情を剥きだしにして泣いたり叫んだり喚いたりする登場人物を感情移入して観る。そして、その登場人物は映画を好きな人はみんな知ってるキャストなのだから。

◆あさのあつこさん(作家)
一夜の出来事から紡ぎ出される人生たちが淡々と、しかし鮮やかに描かれていく。俳優陣の眼差し、言葉、仕草、全てが圧巻。確かな人の形が一つ一つ浮かび上がる。人よ、人よ。と呼びかけられ問いかけられている気がした。

◆中村倫也さん(俳優)
「峠を越えたら また峠」 理由をつけて飲み込まないと生きていけないことってあるよね、と、登場人物たちの背中にそっと手を添えたくなって、気付くとウルっときてしまった。彼らも、僕らも、それぞれ夜をこえていく。間違ってなんかいないと必死に信じながら。 尊い気持ちに気付かせてくれる、全てが絶妙に噛み合い、絡み合った、傑作だ。

◆千鳥 ノブさん(お笑い芸人)
大好きな白石和彌監督、主演佐藤健くん、相方の大悟も出てると言う事でこのコメントの依頼を受けた事を凄く反省しています。それ位深い重い熱い作品でお笑いの僕は何も言えません。家族というものに対する言葉の数々と描写が厳つ過ぎて父親になった事を今一度考えさせられ、ぐしゃぐしゃに泣きました。絶対に観てください。

『ひとよ』11月8日(金)全国ロードショー
©2019「ひとよ」製作委員会

最終更新日
2019-11-04 12:00:00
提供
映画の時間編集部

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