三浦春馬「奇跡や運命が沢山つまった映画」『アイネクライネナハトムジーク』完成披露上映会

三浦春馬「奇跡や運命が沢山つまった映画」『アイネクライネナハトムジーク』完成披露上映会

人気作家・伊坂幸太郎“初”にして“唯一”の恋愛小説集で、すでに51万部を売り上げるベストセラー「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎文庫)が待望の映画化、9月20日(金)全国公開。

この度、完成披露上映会が実施されました。
満員の会場に、青の衣装に身を包み登場したキャスト&監督は大歓声に迎えられながら、客席を通り、舞台上に登壇。三浦さんが「この映画が撮影されたのが1年3ヶ月くらい前だと思うのですが、やっと皆さまにお届けできる日がやってきました。この映画、この秋にしっかりと温かい気持ちで帰っていただける作品です。日本中の皆さんに見ていただければと思います。宜しくお願いします。」、多部さんが「一汗、いや一足お先にこの映画を見ていただけるということで、私も嬉しく思っています。宜しくお願いします。」、原田さんが「みなさん、は~ら~だたいぞうです!(笑)この映画は素敵になっていまして、多部さんが一汗とおっしゃっていましたが、サウナに入って、水風呂に入って、外気浴で整うような素敵な映画になっています。(笑)みなさんこの映画をみて楽しんでいただければと思います。宜しくお願いします。」、貫地谷さんが「この物語に出てくる人たちのエピソードを見て、あるんだろうなと思いながらも、なんてドラマチックなんだろうという気持ちになりました。宜しくお願いします。」、矢本さんが「みなさんにお会いできたのに、すこぶる体調が悪くて、風邪ひいてします。そちらで握手された方は、帰ってからきちんと手洗いうがいお願いします。絶対うつしたくないんで!(笑)宜しくお願いします。」、森さんが「この映画を見ると、出会いというものを意識するようになるような映画です。宜しくお願いします。」、恒松さんが「ここにいる素敵な俳優さん、女優さん本当に大好きな方々で、この場に入れることをとても光栄に思っています。一日、一日の奇跡を大切に思えるような映画になっています。宜しくお願いします。」、萩原さんが「僕自身はこの作品で高校生役を演じて、高校生を満喫したので、みなさんにも高校生を感じていただければと思います。」、今泉監督が「監督を務めました今泉です。今日、東京での上映の最初の機会になります。楽しんでいっていただければと思います。宜しくお願いします。」とそれぞれ話し、イベントはスタートした。

まず、3度目のカップル共演となる三浦さんと多部さんに話が振られると、三浦さんが「まるでオリンピックのような関係だよね、って多部さんもおっしゃっていましたが、多分20歳の時の舞台挨拶もこの会場でしたんですよね。運命ですね。その頃よりかは、ゆとりを持ってみなさんの前に立てているんじゃないかなって思います。そこまで緊張せず、映画の話できるかなって思います。」と感慨深げに話した。続けて多部さんが「そっか、私六本木ヒルズに来たってことですよね。全然記憶にないですね。三浦さんとの共演、安心感はもちろんあって、今まで共演してきたことが無駄じゃなかったんだなって思う瞬間が撮影中にたくさんあって。また4年後にご一緒できたらなって思います。」と話すと、三浦さんも「現場でも自然体に過ごすこともできましたし、20歳の時の自分、24歳の時の自分を知っているので、現場での姿とかも覚えていらっしゃったと思うんですけど、どういう風に多部さんにいい芝居といい雰囲気を届けられるかという、良い緊張感はありました。僕にとって貴重な経験をさせてもらったなと思います。」とお互いの共演を振り返った。

本作のテーマ「出会い」にかけて、大切な出会いのエピソードを尋ねられると、原田さんが「多分毎日がそうなんだと思いますが、僕にとってはネプチューンだと思います。長い付き合いですが、出会った頃と変わらず潤ちゃんは賢いチンパンジー、健は野生の猿。変わらずここまで来ているので良い縁ですね。僕はふつうの優しいゴリラです。(笑)」と、会場の笑いを誘うと、貫地谷さんが「今のチーフマネージャーにスカウトされてこの世界に入っていったので、ありがたい出会いだったなと思います。」と話した。

また、今回高校生の子を持つ父親役を演じた矢本さんに今回の役柄について尋ねると、「そこですよね。そうなんですよ。役者としてデビューして、高校生役が多くて、世間の方も僕がまだ高校生だと思っていらっしゃる方もいると思います。そこでまずは体重を増やしました。当時撮影しているときは結婚もしていないし、子供もいなかったんで、結婚とか家族って楽しそうだなっていう発想になって、実際に自分も結婚したと思います。(笑)良い影響を得た作品になりました。」と話し、会場を沸かせた。

仙台出身の森さんはオール仙台ロケでの撮影に関して「馴染みのある景色だったり、仙台の人ならみんな知っている場所が出てきたりするんですけど、仙台出身として誇りに思いました。仙台が舞台の作品に出会えて感謝しました。」と振り返った。

10年の時を経て繋がっていく本作にかけて、10年後の自分はどうなっていたいか尋ねられると、恒松さんが「今舞台をやっていて、共演のみなさんの腹筋とか筋トレがすごいので、この作品では4日間連続でずんだ餅を食べていたんですが(笑)、筋トレとかして、素敵な体でいたいなって思います。」と、萩原さんが「10年前の自分と比べると、身長以外何も変わっていないと感じるので、30歳でもいい意味で何も変わっていないようになれたら嬉しいなって思います。学生役が今多いので、会社員とかやってみたいです。パソコンできないけど、新入社員からやってみたいです。」と話すと、三浦さんや原田さん、矢本さんから「僕もできないけど(会社員役)やっているよ」と萩原さんをフォローした。

また今回登壇したキャストとは初めてのタッグということに関して尋ねられた今泉監督は「今回みなさん初めましてで、群像劇っていうのが、とても面白かったです。実はこの登壇しているキャストでも今日初めて会っている人がいて、これも一つの出会いで、今日も出会いの場だったんだなって思いました。」と話した。

登場人物が普通の日常の中でちょっとした幸せを感じることにかけ、日々の中で幸せを感じた瞬間について尋ねられると、「最近撮影現場で俳優の特権だなって思うことがありまして。寝ているシーンの時に、人の前で大の字で寝れるって俳優ならではだなって思いました。優越感を感じましたね。これ変ですかね?」と三浦さんが独特のエピソードを話すと、多部さんは「たくさんあります!適当に作ったご飯が美味しかったり、飼っている犬が“おかえり”みたいな顔をして迎えてくれたり。車を運転している時に信じられないくらい大きな声で歌うとか。」とこちらも驚きのエピソードで会場を盛り上げた。

すぐ隣にいそうな、親近感の沸く様々な登場人物が登場する本作。劇中の登場人物で、一番気になる人を尋ねられると、三浦さんが「好きな人は藤間さん(原田泰造)ですかね。こんな上司いてほしいなっていうキャラクターです。アイデアを持ちかけるのも萎縮しないで持ちかけられそうですよね。普段サウナで整っているから。それがにじみ出ているんじゃないかなって思います。」と、現在原田さんが出演中のドラマを絡めて話すと、原田さんも「僕は佐藤ですね。すごく優しい部下。撮影中も佐藤に助けてもらいました。こんな後輩がいたら、俺伸びて行くなって思いました。」と相思相愛ぶりを披露。
矢本さんが「森さん演じる由美ですね。映画の中で俺失礼しかしていないのに、聖母マリアみたいな奥さんで本当に良かったです。」と話すと、貫地谷さんも「私も、森さん演じた由美さん。目の前で起こっていることを受け入れられて、その感じが理想だなって思いました。」と由美にラブコールを送った。そんな森さんは「一真は、はちゃめちゃな人で、社会人としてはあり得ないんですけど、結局男らしい決断をできる人で魅力的だなって思うところもありましたが、叱りたい部分はたくさんあります。劇中だとウィンストン小野が天然な部分があって、すごい可愛らしいんですよね。」と話した。
多部さんは「みなさんすごい魅力的だなって思いますが、私はどうしても、矢本くんのキャラクター(一真)が好きになれなくて。天使のような奥様がどうして一真なんだろうって。セリフも入ってこないくらい。(笑)家にいたらどうしようって思います。嫌だなって思います。」と、正直に話すと、矢本さんは「愛情込めて演じたんで気にしますね。」と落ち込んだ様子。そんな矢本さんに「矢本さんは好きですよ。でもパパ(一真)も好きです。」と娘の美緒を演じた恒松さんが、「僕は矢本さんみたいな役は、夏休みのキャンプにだけ会える友達のお父さんくらいの距離感ならいてほしいなって思いました。」と、美緒の同級生を演じた萩原さんがフォローした
最後に代表して三浦さんが「本日はありがとうございます。奇跡とか運命って誰かが誰かを思いやって、その行動から奇跡や運命につながって行くんじゃないかなって思います。そういうエッセンスがたくさん詰まった映画になっています。ご自身の日常生活にこんな思いやりがあふれていたんだ、あの時の思いやりから成り立っていたんだって、きっかけをくれる映画になっています。今の日常生活を今以上に誇りに思っていただける映画です。楽しんでください。」と話し、大盛況のままイベントは幕を閉じた。

(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

最終更新日
2019-08-22 11:20:00
提供
映画の時間編集部

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