コネティカットの広大な屋敷や乗用馬厩舎、上流階級の世界を舞台に、長年疎遠だった幼馴染みの少女二人(アマンダ&リリー)は、また再会し心を通わせていく。友情が深まるにつれ、お互いの凶暴な性格が顔を出し始め、やがて自分達の人生を軌道修正する為に、リリーと不仲だった継父の殺害を計画する。
アマンダ役を演じたのは、『レディ・プレイヤー1』でヒロインに抜擢され、本作でも素晴らしい演技を見せる実力派女優オリヴィア・クック。また、リリー役には、『スプリット』でメイン・キャストを演じ、本作でもカリスマ性と力強さを見せる個性派女優アニャ・テイラー=ジョイ。そして、ティム役には、『スター・トレック』シリーズで一気にブレイクしたものの、本作が遺作となった演技派俳優アントン・イェルチン。
さらに、監督・脚本を手掛けたのは、ニューヨークで演出家・劇作家として活躍し、本作がデビュー作となる新人監督コリー・フィンリー。サンダンス映画祭観客賞を始め、ゴッサム賞脚本賞やインディペンデント・スピリット賞新人脚本賞など、インディペンデント作品を対象とする映画賞に多数ノミネートされたスタイリッシュ・サスペンス!
この度、解禁された本作のポスタービジュアルでは、達観した表情の無感情なアマンダと物憂げで不安そうな表情の感情的なリリーが、ソファーの上で寛ぎながらも、目線を外し少し距離を置く姿が写し出されている。また二人の下で反転しているのは、リリーが住んでいる巨大なお屋敷に佇む、ドラッグの売人で共犯者のティム。「三つの秘密、二つの裏切、一つの事件が絡み合う」というキャッチコピーと共に、謎に満ちた三人の関係性を示唆するビジュアルとなっている。
また、本作が映画の監督・脚本デビュー作となるコリー・フィンリーは、「この数年間、ある会話劇が私の頭の中を席巻していました。その会話は、コネティカット州の郊外に住む二人のティーンエイジャーの口から発せられる事になりました。そのうちの一人の主人公アマンダは、自分にはあらゆる人間の感情が無いという確信を持ち、感情を持っているように見せかけながら生きてきました。もう一人の主人公リリーは、一見すると敏感で社会に上手く順応しているように思えますが、実は途轍もなく大きな衝動的感情を隠し持っています。その感情が発露すれば、思慮分別は全て消え去り、周りからの評価は一転してしまうでしょう。彼女達のこんがらがった友情がこの物語の軸となりました。『サラブレッド』は、元々は舞台劇を想定していたんです」と、演出家・劇作家ならではの製作のきっかけを語っている。
『サラブレッド』は、9/27(金)よりシネクイント、シネマカリテほかで全国ロードショー!
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