石川界人「いいお客さんに恵まれた」『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』大ヒット御礼舞台挨拶

石川界人「いいお客さんに恵まれた」『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』大ヒット御礼舞台挨拶

公開から2週連続で週末の興行成績TOP10入りを果たし、約2.5億円の興行収入(6月28日時点)を記録している『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』。公開3週目に差し掛かろうとしている6月28日(金) に、TOHOシネマズ上野にて大ヒット御礼舞台挨拶が開催した。

イベントには、梓川咲太役・石川界人、桜島麻衣役・瀬戸麻沙美、司会の天津 向が登壇。本編上映後のファンを前にネタバレありのトークを展開した。興行成績TOP10入り、興行収入約2.5億円という快挙について、登壇早々に喜びを露わにするキャスト陣。劇場に何度足を運んだのかを尋ねると、当日集まったほぼすべてのファンがリピートしていることが明らかになり、石川は「立派な青春ブタ野郎じゃないですか!」と褒め称える。さらに、12回も足を運んだ猛者が見られると、ヘビーなリピーターに向けて石川は「どうかしてますよ!みなさんは!!(笑)」と作中の咲太を彷彿とさせるセリフで驚愕した。
なお、Twitterに投稿された感想ツイートを毎日欠かさずにチェックしているという石川。その内容を見て「見どころを理解してもらえているためか、ネタバレをしないように感想を投稿してくれていて、めちゃめちゃ嬉しいです!」と熱く語る。初見の観客への配慮を欠かさない愛情深いファンの多さに「いいお客さんに恵まれた」と笑顔を浮かべた。瀬戸は初日舞台挨拶の日に検索している中で見つけた、昼からビールを飲みつつ『ゆめみる少女』を観ていたファンのツイートを例に挙げると「映画だけではなく、映画を含めた1日を楽しんでくれているのは嬉しいな」と話し、会場は温かい空気に包まれた。なお、向が藤沢の初日舞台挨拶で呟かないでほしいと呼びかけた「MCは鷲崎健さんの方が良かった」という内容は、残念ながらツイートされていたそう。さらに「僕も“石川プロ見てる?イェーイ!”という煽りはされていました(笑)」と石川。一方の瀬戸は「私は煽られてなかったなぁ(笑)」と安心していたものの、チェックを欠かさない石川に「よく調べてみて?あったよ?」とアッサリ指摘されてしまった。

今回はネタバレOKの舞台挨拶ということもあり、改めてキャスト陣のお気に入りのシーンを聞いていくことに。瀬戸は、中学生翔子がクリスマスに咲太と出かけたいことを打ち明ける場面をピックアップ。「病のことで悩んでいると思うんですけど、その中でも自分が想いを寄せる年上の相手に“一緒に出かけたい”と勇気を持って言うところがとても可愛らしくて、翔子さんの女の子らしさや、病を抱えているけど心配させたくない気持ち。そんな彼女の可愛らしい魅力が詰まっているなと思いました」と語る。石川も「その後に“みんな一緒に……”って付け加えてビビってしまうところが……可愛いよね!!」と溜めながらも激しく同意し、向から「ブタ野郎になってますって!」とツッコミが入れられた。
さらに同シーンについて石川は、咲太が来る前に点滴を隠す仕草を見て「可愛いなぁって思いましたね。しかも、好きな人の前だから前髪もいじっていて……もう可愛い!」とヒートアップさせていく。続けて、翔子の来訪に包丁を持って迎える場面が麻衣のお気に入りシーンだと答え「本当に可愛い! 全然冷静じゃないのに“私は冷静よ”って言っているところは本当に可愛い!」と語る。また、石川が一番嬉しかったのは、麻衣に「ちょっと手伝って」と言われたシーンなのだとか。瀬戸から「(収録の際に)強く言い過ぎちゃったかなと思いましたが、OKが出たので“これくらいの距離感でいいんだ”と認識しました。なかなか“手伝って”とは言いづらいじゃないですか」と裏話が明かされると、石川・向ら“自称・ブタ野郎ズ”(命名:向)が声をピッタリ合わせて「たしかに」と頷き賛同していた。
ここで、目前に控えた七夕にちなみ「『青ブタ』に関する願い事は?」との質問が。しかし、瀬戸に「願い事を聞くならまずは自分からでしょ!」と返されてしまった向は、いち『青ブタ』ファンとして「第2期をお願いしたい」と即座に回答。
瀬戸は、先日発表されたドン・キホーテとのコラボを踏まえつつ「まだ『ゆめみる少女』を観ていない人の目にも触れていただきたいので、こういったコラボが増えたらいいな」と、石川は興行収入にちなんで「原作が2億5千万部くらい売れてほしい」と作品のさらなる盛り上がりを願った。また、個人的な願い事についても尋ねられると、石川は「動画の編集能力がほしい」とコメント。「ハマっているゲームがあるんですけど、そのゲーム実況が面白くて(僕も実況を)やってみたいんです」と理由を明かした。
「動画と言えば私もYou Tube大好きっ子としては編集・撮影技術がほしいですね」と続けたのは瀬戸。すると「勢いだけで三脚を買ってみたんですけど……」とカミングアウト。「本当はお魚を捌いているところとかを撮りたいんですけど、全然そんな余裕がなくて。唯一撮った動画は、友達が誕生日にプレゼントしてくれた炊飯器の開封動画なんです(笑)」という意外な事実に客席から驚きの声が漏れ聞こえると、石川は「瀬戸さんが身につけてくれたら僕はお金を払って頼むのでそれでいいです(笑)」と先ほどの願い事を撤回。主人公&ヒロイン声優による動画制作タッグの内定(?)に、すかさず「青ブタチャンネルじゃないんですから!」と向がツッコミを入れると、当の石川からは「いいですね!」と意外と乗り気な返答が飛び出し、会場は笑いに包まれた。

最後の挨拶で石川は、先日行われた打ち上げで多くの関係者の愛を改めて実感できたと語り、ファンにも長く『青ブタ』を愛してほしいと呼びかけ会場を後にした。

(C)2018 鴨志田一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

最終更新日
2019-07-01 14:00:00
提供
映画の時間編集部

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