今、一番面白い作品と呼び声が高いコミック『ザ・ファブル』が実写映画化、6/21（金）に全国公開！この度、公開に先立ち、岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、安田顕、佐藤浩市、木村了(敬称略)といった日本を代表するオールスターキャストが盛大な拍手に迎えられ、完成披露舞台挨拶に登壇しました。
伝説の殺し屋・ファブルこと佐藤アキラ役を演じた岡田さんは「原作も読ませていただいてすごく好きな作品だったので、アキラ役をやらせていただけることがすごくチャレンジでしたし、大きく考えていました。とてもエンターテインメントに仕上がっていると思います。」渋谷系ゆとり世代の殺し屋でファブルに憧れ執拗に狙うフード役を演じた福士さんは「非常にコミカルでポップなエンタメ作品ができたと思います。さらにアクションも迫力満点ですし、個人的には夢が叶って嬉しかったです。」と作品をアピール。会場にはフードをかぶってきたお客さんもおり、嬉しさのあまり「バーン！」と狙い撃ち！ファブルと対立する裏社会のメンバーにしてインテリの砂川を演じた向井さんは「試写でこの映画を観たとき、とにかく岡田さんのアクションが速すぎて見えないシーンが多くて。CGに頼らず、生身の肉体でここまでのアクションができるんだと。世界でも類をみないクオリティになってると思いますので、見逃さないように！」と岡田さんのアクションを絶賛し作品をアピール。裏社会の会社社長・海老原役を演じ安田さんも「ハードルを上げてもそのハードルを越えてくるアクション。大いに期待してください。」と自信をのぞかせました。
アクションシーンについて、岡田さんは「現代もののアクションをやりたくて20代の頃、格闘技とか武術を始めたんですけどなかなかやる機会がなくて、今回機会をいただけてありがたかったです。監督が『コミカルな要素を多めにしたい』ということもあり、原作の面白さもあり、それを大事な部分を残しつつどうエンタテイメントの要素を盛り込んでいくかが大きなテーマだったと思います。それを中州の帝王とよばれてるらしい監督がうまく混ぜて撮ってくれました(笑)」と語り、続いて司会の青木アナから「セクシーなシーンもありましたが…」と質問が及ぶと、「セクシーかなあ？」となりつつ、「原作が裸のため、やんなかったらやんなかったで『あいつやんねぇな』みたいな空気になるじゃないですか。作品のために力になるのが普通なのでやると決めたからには脱ぎました。現場にはバスローブ入りが多かったんですよ。ドアミラーで隠すみたいな(笑)」と裸族設定のためにセクシーなシーンが多かったことを明かし、安田さんも「裸のセンセイと対峙するシーンが多かったんですけど、対峙する身にもなってみろ、ってね(笑)」とコメントし、撮影時の楽しそうな様子をのぞかせました。
ファブルの相棒・ヨウコを演じた木村文乃さんは、「あまりお酒を飲むイメージを持たれていなかったので、”木村さんがんばってんなぁ”と思われるとやりづらいので積極的にお酒の話をするようにしていた」と独自な役作りについて言及。仕事で参加できなかった打ち上げの景品には役柄に合わせテキーラを選ぶなど、徹底ぶりだったとのこと。
ファブルのアルバイト先の同僚にして、どこか幸の薄い苦労人のミサキを演じた山本さんは、「最近番宣で”幸薄ガール”って言われてるんですけど、幸薄いと思って演じてなくて、『あ、幸薄かったんだな～』と(笑)」と今になって知った事実（？）を明かし、撮影に関しては「関西弁が難しかったです。岡田さんは優しいです。あんまりしゃべってないですけど”この人の前で間違えても大丈夫だ、全力でぶつかろう”と思える空気感でした。」と岡田さんに安心感を覚えていたそう。ミサキについて岡田さんは「監督がカットをかけないことが多くて、変顔をしてるシーンがあるんですけど、15分くらいずっとしてて。微笑ましく見てました。」と撮影秘話もポロリ。
挨拶時に「夢が叶った」といっていた福士さんは、その夢について質問されると「以前共演させていただいたとき、教官と部下という関係で仲間だったんです。でも戦いたいなと思っていて、今回ファブルを壮絶バトルを繰り広げるフード役に決まった時は”ついに俺の夢がかなったぞ！”と即決しました。『岡田さんは師匠で尊敬する俳優だ』と5年くらいずっと言っていて、、、」と募った想いを語り、岡田さんと「良かったねー」と笑いあいました。撮影現場では福士さんの振りを”愛情を込めて”岡田さんが指導していたというエピソードも！さらっと落ちてくれって場面では「福士をもっと立てなければ！！」と自ら積極的にアクションへの意見を出したといい、これには福士も「岡田さんの愛をめちゃくちゃ感じました！贅沢な時間でしたし、アイデアが素敵だなと。そしてそれに応えられる自分でいようと思いました。」と大感激の様子。岡田福士の師弟関係が好きという青木アナはさらに突っ込み、「福士さんの思う岡田さんのかっこよさとは？」と質問すると、福士さんは本気のうろたえを見せ、岡田さんが「聞くのも恥ずかしいから！」とフォローに回る一面も。「もうすべて…全部かわいい、間違えた！カッコいい！すべてカッコいい、役者としても人間としてもとても素晴らしいと常々思っております。。。」と憧れの人について本人の前で語るという、岡田を師匠としてリスペクトし公言してきた福士と、岡田との熱い“師弟愛”感じる微笑ましい場面に、会場からも惜しみない拍手が送られていた。
一方、共に裏社会のメンバーながら敵対する小島と砂川を演じた柳楽さんと向井さんは、殺し屋同士の玄人アクションとはひと味違ったテイストの、泥臭いアクションにこだわったという。柳楽さんは江口監督から、悪役としてファブルたちに負けないようなインパクトを組み立てていきたいと言われたことを挙げながら、「出来たと思います！多分！」と手ごたえをアピール。向井さんは、アクション監督のアランをまじえて柳楽と3人でディスカッションしながら準備を進めていたことを明かし、「岡田くんのアクションとは違うことをやろう、と話していました。コミカルにも見えるアクションになったと思う」と自信をのぞかせました。また、恐ろしい男の役について向井さんは「インしたとき、監督から『とにかく一番嫌われてほしい』と言われ、嫌われようと思って仕事することがないので、ずっと監督を観察してました！(笑)」と衝撃の告白に、監督は「今初めて聞いた！参考になったのならよかったです。。」とタジタジ。
小島、砂川を束ねる裏社会の会社社長・海老原役を演じた安田さんは、座長としての岡田さんについて「座長は愛されざるを得ないし、周りを愛さざるを得ない、そうしないと出来ないもの」と、主演としての懐の大きさを絶賛。ファブルの育ての親・ボス役を演じた佐藤さんは「役名がボスなのでボスとしか呼ばれない(笑)アクションしている姿を見て大変だなと思いました。今と昔のアクションの撮り方や見せ方は違うんで、すごいなと。例えば、昔のアクションは、主役の周り動いていたが、今は主役が動くアクションなんだと、とにかく岡田はすごいと思った。」と岡田の功績をほめたたえました。対する岡田は、ボス役の佐藤が映画ではどこか“疑似父親”的な関係としても描かれていることに触れ、「別の作品で父親役をやっていただいたこともあったので、浩市さんにボスを演じてもらって嬉しかった」と照れくさそうにコメント。キャスト陣の熱い思いが詰まった本作でメガホンを取った江口監督は、「キャストの皆さんに助けていただきながら作った作品。現場では一生懸命忙しすぎて感じてなかったんですが、あらためてよくみたらそうそうたる顔ぶれで、逆に今緊張感が出てきました。」と、豪華出演陣の奇跡の共演を喜びました。
最後には岡田から、映画能公開を待ち望むファンに「ぜひ僕たちが頑張って作った、映画版『ファブル』を楽しんでください！」と力強いコメントが寄せられ、大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じました。
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『ザ・ファブル』6月21日 全国公開
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