将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)が、豊田利晃監督により映画化。
幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司。「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れた“しょったん”が、周囲に支えられながら再び夢を実現させるためにひたむきに挑戦していく、感動の実話です。
前人未踏の奇跡を起こした異色の棋士・瀬川晶司を支える、12名の超豪華キャストを発表!
・新藤和正役:永山絢斗 晶司と共に四段昇格を目指し苦楽を共にする仲間の一人
・村田康平役:染谷将太 若さゆえにやんちゃで生意気な態度を取り、新藤らとぶつかることもある奨励会員
・鹿島澤佳子役:松たか子 晶司の小学生時代に多大な影響を与えた担任教師
・工藤一男役:イッセー尾形 中学生時代の晶司に将棋の道を教える将棋クラブの席主
・藤田守役:小林薫 奨励会退会後、再びプロを目指す晶司を支える
・晶司の母・瀬川千香子役:美保純
・晶司の父・瀬川敏雄役:國村隼
・畑中良一役:駒木根隆介
・山川孝 役:渋川清彦
・清又 役:新井浩文
・加東大介役:早乙女太一
・冬野渡 役:妻夫木聡
さらに特報映像も公開!:https://youtu.be/4k8PRmD7-lM
原作者で主人公のモデルである瀬川晶司本人は、本作のキャスティングについて「大好きな人ばかり出てくる作品」と大絶賛。魅力溢れる個性豊かなキャラクターたちは、晶司の将棋人生にどのような影響をもたらしていくのか―?“主役級”の超豪華キャストたちの熱演に、ご期待ください!
松田龍平が『青い春』以来16年ぶりに豊田作品で単独主演を務める『泣き虫しょったんの奇跡』は2018年秋より全国ロードショー。
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<キャストコメント>
■妻夫木聡(冬野 渡)
・オファーを受けた時の感想
「豊田監督にオファーを頂けたことが何より嬉しかったです。また、原作の瀬川さんと同じ高校ということも、勝手ながら運命的なものを感じていました。」
・撮影中印象に残ったこと
「次第に精神が病んでいく役柄だったのですが、豊田監督の繊細な演出が印象的でした。人物の心理や情景をとても細かくみてらっしゃるんだなぁと実感しました。あと、僕は出演者の中でたぶん一番将棋が下手でした。染谷くんと将棋最弱王決定戦なるものをやったのですが決着がつかなかったので今度じゃんけんしておきます。」
■永山絢斗(新藤和正)
・オファーを受けた時の感想
「豊田監督が「将棋」の映画を撮ると聞いてこの上なく高揚したのを覚えています。自分は幸福者だなぁと思えた日々でしたし、大好きな作品になりました。」
■染谷将太(村田康平)
・オファーを受けた時の感想
「中学の時から憧れていた豊田さんの世界。そこに招き入れて下さったことに感謝しています。そして、こんなに将棋映画に関われることに驚きです。」
・撮影中印象に残ったこと
「黙々と撮影を進めると同時に、皆さん黙々と将棋を指し続けていました。自分はいっこうに強くなれませんでした。」
■松たか子(鹿島沢佳子)
「「ナイン・ソウルズ」に 1シーンだけ出演して以来、豊田監督の新作に再び声をかけていただき、断る理由は何もなく、出演される「おとな」の皆さんとは全く出会わない役柄でしたが、でも出会えていることを信じて演じたつもりです。現場では、瀬川さんもいらっしゃったので、ご本人の前で、影響を与えた先生でいるのは、とても緊張しましたが、しょったんはもちろん、生徒のみんなと目線をあわせてあげられたら、と思っていました。かかわった全ての人が熱い想いで作ったこの映画の成功を、心から祈っています。」
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©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 ©瀬川晶司/講談社