累計発行部数580万部以上、司馬遼太郎が戦国史上最大の合戦・関ヶ原の戦いを描いた大ベストセラー小説「関ヶ原」を『日本のいちばん長い日』『わが母の記』の原田眞人監督によって映画化。空前絶後の戦国エンタテイメント超大作として、東宝=アスミック・エース共同配給で8月26日(土)より全国公開となります。
西暦1600年10月21日。長く混迷を極めた戦国時代に終止符を打ち、その後の日本の支配者を決定づけた、戦国史上最大の天下分け目の決戦“関ヶ原の戦い”。その決着に要した時間はたったの6時間だった。豊臣家への忠義から立ちあがり、史上最大の合戦に挑んだ石田三成。権力に燃え、天下取りの私欲のために戦う徳川家康。圧倒的に有利と言われた三成率いる西軍はなぜ負けたのか? そこには “封印”された真実が隠されていた。そして、三成を命を懸けて守り、愛し続けた忍び・初芽との許されない、淡い“恋”の行方は…。
様々な権謀が渦巻く中、多勢に流されず 己の「愛」と「正義」を信じ、貫き通そうとした“純粋すぎる武将、石田三成を岡田准一が演じ、三成と相対する徳川家康に役所広司、三成の下で忍びとして、また女性として支え続ける初芽(はつめ)を本格時代劇初の有村架純が殺陣などのアクションにも初挑戦し演じます。
このたび、上記第1弾キャストに加え、第2弾キャストが決定いたしました。
◆西軍◆
平岳大…島左近役
東出昌大…小早川秀秋役
中越典子…花野役
◆東軍◆
北村有起哉…井伊直政役
伊藤歩…蛇白役
音尾琢真…福島正則役
和田正人…黒田長政役
◆豊臣家◆
滝藤賢一…豊臣秀吉役
キムラ緑子…北政所役
西岡徳馬…前田利家役
石田三成の右腕として、影日向に主君を支え勇猛果敢に戦う島左近には、数々の映画や舞台で強い印象を残し、活躍の幅を広げる平岳大。天下分け目の決戦の命運を握る小早川秀秋には相次ぐ出演映画それぞれで違った個性を見せる東出昌大。島左近の妻であり、優秀な看護師でもあった花野にはドラマ、映画、ナレーションなど多岐に渡る活躍を見せる中越典子。
対する東軍では、徳川家康を支え、“井伊の赤鬼”の異名を持つ猛将井伊直政に、映画・舞台などでは欠かせない演技を見せる北村有起哉。初芽と同じく「伊賀の忍び」として家康に仕え、次第に側近となっていく蛇白には、数々の作品で記憶に残る演技ぶりをみせつける伊藤歩。そして、三成憎しの思いから家康を支持する武断派の武将福島正則を演じるのは、TEAM NACSのメンバーにして映画への出演も続く音尾琢真。同じく7人衆の黒田長政には、本年度も映画・ドラマ・舞台と出演作が続く若手演技派の和田正人が演じます。
また、三成を取りたてた豊臣秀吉には、2016年に6本もの映画に出演、今最も勢いのある実力派滝藤賢一。その妻にして徳川方を支持する北政所に、名バイブレイヤーとして数々の映像作品に出演する女優・キムラ緑子。三成と家康の間で強烈な存在感を発揮する前田利家には、日本映画界を代表する名優・西岡徳馬が扮します。
---キャストコメント---
■平岳大/島左近役
「今まで経験したことのない様な現場の緊張感の中、俳優の真価を問われるような作品でした。その戦いっぷりを是非劇場でご覧ください。」
■東出昌大/小早川秀秋役
「「いつかご一緒したい」と願っていた原田眞人監督のもと敬愛する司馬先生の作品に出演できたことが本当に嬉しく、また、一司馬ファンとしても映画の完成をとても楽しみにしています。」
■中越典子/花野役
「撮影時のあの活気、男達の戦い、女達の生き抜き方、どうスクリーンに映るのか、楽しみです。熱い夏になるはずです。」
■北村有起哉/井伊直政役
「時代劇は大好きなので今回お話をいただいた時はとにかく嬉しかったです。初めて馬に跨り疾走したのも良き思い出です。関ヶ原の大絵巻の映画を私も早く見て、またアドレナリンをグツグツさせたいです。」
■伊藤歩/蛇白役
「家康公の側近でありながら忍者の概念にまったく捕らわれない蛇白は、場面ごとに使命を達成する楽しみがあり、原田監督のもと、いい緊張感の中でさまざまな経験ができた最高の現場でした。」
■音尾琢真/福島正則役
「原田監督のもとで2作目の出演となりますが、毎度この現場は刺激的で楽しいです。物語の重要な一端を担う役柄として、加藤清正や黒田長政らと共にシーンを盛り上げることが出来て、楽しく過せました。多くの人に見てもらいたいです。」
■和田正人/黒田長政役
「石田三成憎しの思いで結束を強めた、福島正則、黒田長政を始めとする我ら七将。戦乱の世を暴れ回るちびっ子ギャング達の団体芸は、まさに本作の見所の一つ。原田組に賭ける七人の想いを熱く感じて欲しいです。」
■滝藤賢一/豊臣秀吉役
「俳優の道を志した時から豊臣秀吉という人間を演じるのが夢でした。『クライマーズ・ハイ』から10年。僕にとって原田組は独特の緊張感が張り詰めている希有な現場。あぁなんて幸せな俳優人生なんだろう...感無量です!」
■キムラ緑子/北政所役
「日活撮影所での初の顔合わせあのような広い空間であのような大人数での本読みは初体験でした。原田監督がニコニコ優しく話しているのに、ものすごい緊張感!北政所の三河弁は、とても難しくて何度も何度も、方言テープを聞きました。」
■西岡徳馬/前田利家役
「何しろ一度ご一緒したいと思っていた原田眞人監督の映画だったので、オファーがあった時は喜んでお受けしました。適当の緊張感のある良い現場で、イケイケになる気持ちをセーブして、力の入らない抑えた演技を目指しました。」
---その他の配役---
【西軍】
大場泰正・・・大谷刑部 (三成の盟友・関ヶ原では獅子奮迅の戦いぶりを見せる)
山村憲之介・・・島信勝(島左近の息子)
堀部圭亮・・・八十島助左衛門(三成の腹心)
生島翔・・・宇喜多秀家(五大老のひとり・関ヶ原では吉継と共に最後まで戦う)
中村育二・・・増田長盛(五奉行のひとり・日和見主義)
春海四方・・・安国寺恵瓊(毛利軍の外交顧問)
麿赤児・・・島津維新入道(薩摩国の大名・関ヶ原では戦いに参加せず)
三浦誠己・・・島津豊久(維新入道の甥)
辻本晃良・・・上杉景勝(五大老のひとり・忠臣直江兼続を通じて家康を狙う)
中嶋しゅう・・・赤耳(初芽と同じ伊賀忍者)
【東軍】
久保酎吉・・・本多正信(家康の腹心で共に謀略を練る)
天乃大介・・・本多忠勝(家康の腹心)
吉村界人・・・松平忠吉(家康の四男・関ヶ原が初陣となる)
松角洋平・・・加藤清正(豊臣家の譜代大名)
関口晴雄・・・細川忠興(豊臣家の譜代大名)
まさに日本映画界を代表する名優・名バイプレイヤーたちが原田監督のもとに集結し、天下分け目の決戦を彩ります。誰もが知るこれまでの「関ヶ原」とは違った、新しい角度から戦国時代最大の“天下分け目の決戦”を迫力ある映像と共に、スペクタクルにそして感動的に描き切った本作にぜひご注目下さい!
(c)2017「関ヶ原」製作委員会