P.N.「labrador」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-15
自分の周りで起きている事に無関心、または知っていても気にしない、または積極的に加担、これは、過去の悲劇だけでなく、今の日本社会や世界各地で起きていることを想起させます。
かんしんりょういき
総合評価4.4点、「関心領域」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
自分の周りで起きている事に無関心、または知っていても気にしない、または積極的に加担、これは、過去の悲劇だけでなく、今の日本社会や世界各地で起きていることを想起させます。
日本人には戦後の映画は、ホントに深く突き刺さるが、この映画は欧米人には響く作品なので、一概に世界で評価されると言い難い。
最近のマナーの悪い歩きスマホ人間は、正にエゴの塊、関心領域で生きている。
人生は、自由な選択の連続だが、他人を犠牲にした自由は命の本質から許されない。
なぜなら、愛とは自由だからだ。
他人の自由を奪う度、あなたは、自分の自由を制限している。
詰まり、命、寿命を削るか、行動を制限される(病気や様々な理由で)。
アウシュビッツの女王は、
エゴの理想で生きている。
その愚かさに実の母親さえ、黙って去って行く。
最愛の人に無言で去られたなら、あなたは、無関心のエゴの関心領域で生きているだろう?
日本の反戦映画が世界で評価されるなら、この映画も本当に世界で評価されるだろう?
人間は、誰しも例外なく関心領域で生きている。
他人の自由を奪う者は、所長の様に闇の階段を降るだけだ、上には、昇れない。
妻は、冷徹な女王蜂。
先の短い爺にはメチャキツイ映画です~若い人に観てもらいたい~この映画で映し出されるのは家族の日常です~しかし場面、場面で出てくる煙や小道具や会話の中で交わされる言葉に悶絶させられる~何よりも音です叫び声、悲鳴、発砲の音です~気になっていた音が慣れて気にならなくなった瞬間~アウシュビッツ収容所所長の妻と私が重なり背筋が寒くなる~この映画、エンタメ要素はありません~全ったくありません~面白くありません~楽しくありません~しかし~若い人達に子供に観てほしい映画です!
映像と音楽は素晴らしかったけどストーリーがイマヒトツって感じの作品。
アカデミー音響賞は納得!
それ以外の受賞が疑問。
何が良いのかさっぱり解らなかった。
本作のテーマで多くの賞が受賞出来た感じだった。
音楽(音響)は良かった!
でも、たまに雑音みたいな演出はなんだったのか?
左右対象の美しい構図の映像が印象に残る。
でもそのシーンに何の意味があったのか?
単なる美しい映像を撮したかったのか?
ドイツの収容所に隣接した家に住む収容所の所長、ルドルフをメインにしたストーリー。
特別幸せな家族と言う訳でも無かった感じだけど住人が多過ぎ。
収容所から聞こえる銃声や悲鳴が聞こえるけど収容所の中の映像は殆ど無し。
観客に中で何が起きているのか想像させる感じ。
特別、何か起こる事もなくあっさりと上映終了に疑問だけが残った感じ。
ラストで、ある施設の映像で収容所で起きた事を連想させられるシーンには考えさせられた。
新しい焼却炉の提案内容がエグい事を思い出すシーンだった。
ジェイウェイブのラジオ番組で紹介された本篇,音響賞受賞の話,現代人の無関心さ,予告篇を視聴して本篇を見たく為って