トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代 作品情報
とのばんおんがくかかとうかずひことそのじだい
同じものは作らないをモットーにあらゆるジャンルにわたる不世出の音楽家・加藤和彦の軌跡をたどるドキュメンタリー。ラジオから日本全国へ人気が広まったザ・フォーク・クルセダーズから、日本よりも先にイギリスで評価されたサディスティック・ミカ・バンド、また通称“ヨーロッパ三部作”と呼ばれるアルバム(1979年『パパ・ヘミングウェイ』、1980年『うたかたのオペラ』、1981年『ベル・エキセントリック』)まで、ソロアーティスト、作曲家、プロデューサー、アレンジャーと幾つもの顔を持った加藤和彦。フォーク、ロック、ボサ・ノヴァ、トロピカル・サウンド、レゲエ、タンゴなど、時代時代に敏感に、誰よりも深く様々なジャンルを研究し取り入れていた彼の人生を、海外公演やレコーディング風景などの貴重映像、関係者の証言を交えて振り返る。また、彼の曲を愛する若い世代のアーティストたちがTeam Tonoban(加藤和彦トリビュートバンド)を結成、不朽の名曲『あの素晴しい愛をもう一度』を新たにレコーディングする模様も描かれる。日本のロック・ポップス黎明期から時代を先取りした革新性や音楽性は、今なお世代を超えて多くの人々に影響を与え続けている。
「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」の解説
2009年に亡くなった不世出の音楽家・加藤和彦の軌跡を追った音楽ドキュメンタリー。日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズ結成秘話や日本のポップスの金字塔“ヨーロッパ三部作”に隠された逸話が、貴重映像の数々と共に明かされる。高橋幸宏の強い想いから映画が企画された。企画・監督・プロデュースは、「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」「音響ハウス Melody-Go-Round」の相原裕美。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年5月31日 |
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キャスト |
監督:相原裕美
出演:加藤和彦 きたやまおさむ 松山猛 朝妻一郎 新田和長 つのだ☆ひろ 高橋幸宏 小原礼 今井裕 高中正義 クリス・トーマス 泉谷しげる 坂崎幸之助 吉田拓郎 松任谷正隆 坂本龍一 コシノジュンコ |
配給 | ナカチカピクチャーズ |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 119分 |
公式サイト | https://tonoban-movie.jp/ |
(C)「トノバン」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「『粋』と言う『不協和音』それは『自由』」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-14
加藤和彦と言う存在は、私の世代には余り印象にないが、この作品を通して、より身近に感じることができます。
『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』
を鑑賞して欧米の音楽が身近に感じる様な作品。
ゴスペルの楽曲のタイトル的だが、それは、全面に出てはいないが、彼が、マスター的、存在なんだろ?
日本人は勘違いしがちだが、欧米も完コピがベースだ、日本の最近の音楽には、完コピがなおざりにされ、売れる作品的が多い。
加藤和彦氏は、『粋』の文化、京都らしい、歴史と伝統を踏まえ、外すから、世界的に愛され続ける。
彼も、粋、不協和音、自由から、ちょっと型にはまり、息苦しくなったのだろう?
本物を知るからこそ、不協和音、自由が、そこに、
シャネルが、高価と廉価をミックスした様に、
京都人らしい彼の人生だったと思う。
つい先日、『四月物語』と言う映画で、挨拶して消えた様に、彼も、傍でこの作品を共に喜んでいた様に、感じた。