フラメンコの魔性と神秘 作品情報
ふらめんこのましょうとしんぴ
スペイン南部・アンダルシア地方で暮らす人々の姿を織り交ぜながら、フラメンコの様々なスタイルを紹介していく。グラン・アントニオ、ピラール・ロペス、マリア・ルスら当時のスペインを代表するフラメンコ・ダンサーたちとバレエ・エスパニョールらのメンバーによる珠玉のパフォーマンスが、アルマデン、アントニオ・マイレーナ、ベルナルダ・デ・ウトレーラほかによる演奏とともに、壮大な景色に彩られて映し出される。
「フラメンコの魔性と神秘」の解説
スペイン南部・アンダルシア地方で暮らす人々の姿を織り交ぜながら、様々なスタイルのフラメンコを紹介するドキュメンタリー。1950年代のスペインを代表するフラメンコ・ダンサーたちの珠玉のパフォーマンスが、壮大な景色をバックに映し出される。出演するフラメンコ・ダンサーは、グラン・アントニオ、ピラール・ロペス、ベルナルダ・デ・ウトレーラ。1953年のカンヌ国際映画祭で特別賞・ダンス賞を受賞。フラメンコに当時失われていた尊厳を再び取り戻した傑作で、“史上最高のフラメンコ映画”との世界的評価を集めている。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2023年7月28日 |
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キャスト |
監督:エドガー・ネヴィル
出演:グラン・アントニオ ピラール・ロペス ベルナルダ・デ・ウトレーラ |
配給 | ライトフィルム |
制作国 | スペイン(1952) |
上映時間 | 73分 |
公式サイト | https://lbff.jp/ |
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「カンテ歌は、そして、ファンダンゴ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-08-01
フラメンコに対するイメージが、すっかり、改まる作品です。
日本人は、かつて大のフラメンコ好きで知られてましたが、そのイメージは、大都市のモノ。
フラメンコは、様々なスタイルがあり、西洋のダンス、バレエの礎が、散りばめられています。
この映画を鑑賞すると、フラメンコへのイメージ、ダンスへのイメージが、覆り、マッシュボーンが手掛けた新しいバレエの世界が、本来のバレエなのだろうと再認識するに至ります。
始めに言葉ありき……、
正に、歌があり、
ダンスが生まれ、掛け合いの要素、ファンダンゴとなる。
プロコル・ハルムの♪青い影のばか騒ぎもすんなり。
最後に、カンテ・フラメンコの原点とも言うべきおさらいがありますが、まるで、日本の能の世界のような荘厳さ。
奥深さ、重厚さ、奉納、正に、聖なるモノへ捧げるカンテこそ、フラメンコの真骨頂なのかも知れません?
芸術を極めれば、美しい。
フラメンコの原点が、ここに。
古きをたずね新しきを知る。動中の静を知るでしょう?