裸足で鳴らしてみせろ 作品情報
はだしでならしてみせろ
とある田舎町。地元に残り、父の営む不用品回収会社で働く阿利直己(なおみ)は、カナヅチを克服するために出かけたプールで、槙(まき)という男に出会う。槙は、かつて世界を一周したという盲目の養母・美鳥(みどり)と二人暮らしをしている。ある日の夜道で偶然に二人と遭遇した直己は、「いつかまた外国へ行けたら」という美鳥の願望を知る。だが、それから間もなくして彼女は病に倒れてしまう。病室で美鳥からある秘密を打ち明けられ、「自分の代わりに世界を見てきてほしい」と告げられた槙は、彼女のために直己と共犯関係を結び、回収で手に入れたレコーダーを手に“世界の音”を求めて偽りの世界旅行を繰り広げていく。その途中、彼らは“触れられない”ことへの孤独を互いの中に見つけ、直己は槙へ特別な感情を抱くのだった。そしてある日、想いを募らせた直己は唐突に槙へ拳をぶつけてしまう。それをきっかけにして、録音の旅路を重ねるごとに惹かれ合う二人は、“互いへ触れる”ための格闘に自分たちだけの愛を見出していくが……。
「裸足で鳴らしてみせろ」の解説
「オーファンズ・ブルース」でPFFアワード2018グランプリを受賞した工藤梨穂が監督・脚本を務めたPFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップの第27弾。盲目の養母のために寡黙な青年二人は、レコーダーを持って“世界の音”を求めて偽りの世界旅行に出る。旅の記録を肉体に刻みながら次第に惹かれ合う直己と槙を、「オーファンズ・ブルース」の佐々木詩音と「蝸牛」の諏訪珠理。きっかけを与える女性・美鳥を風吹ジュンが演じている。フランソワ・トリュフォー監督「隣の女」のセリフ「一緒では苦しすぎるが、ひとりでは生きていけない」から着想を得て、研ぎ澄まされた感覚で「画と音」を綴る青春映画。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2022年8月6日 |
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キャスト |
監督:工藤梨穂
出演:佐々木詩音 諏訪珠理 伊藤歌歩 甲本雅裕 風吹ジュン 高林由紀子 木村知貴 淡梨 円井わん 細川佳央 |
配給 | PFF=マジックアワー |
制作国 | 日本(2021) |
上映時間 | 128分 |
公式サイト | https://www.hadashi-movie.com/ |
(C)PFFパートナーズ
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