ONODA 一万夜を越えて 作品情報
おのだいちまんやをこえて
1944年、フィリピン・ルバング島。陸軍中野学校二俣分校で秘密戦の特殊訓練を受けていた小野田寛郎(遠藤雄弥)は、劣勢のなか、援軍部隊が戻るまでゲリラ戦を指揮するようにと命ぜられる。「君たちには、死ぬ権利はない」出発前、教官から言い渡された最重要任務は、何が起きても必ず生き延びることであり、玉砕は決して許されなかった。ところが、ルバング島のジャングルの中では、食料もままならず、仲間たちは飢えや病気で次々と倒れていく。それでも、小野田は生きるために、あらゆる手段で飢えと戦い、雨風を凌ぎ、必ず援軍が来ると信じて仲間を鼓舞し続けるのだった……。
「ONODA 一万夜を越えて」の解説
太平洋戦争後、約30年目に生還した小野田旧陸軍少尉をめぐる実話を基に「汚れたダイヤモンド」のアルチュール・アラリ監督が映画化。任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島で、孤独と対峙しながら生き続けた日本人の壮絶な日々を映し出す。出演は「空母いぶき」の遠藤雄弥、「HOKUSAI」の津田寛治、「すばらしき世界」の仲野太賀。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2021年10月8日 |
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キャスト |
監督:アルチュール・アラリ
出演:遠藤雄弥 津田寛治 仲野太賀 松浦祐也 千葉哲也 カトウシンスケ 井之脇海 足立智充 吉岡睦雄 伊島空 森岡龍 諏訪敦彦 嶋田久作 イッセー尾形 |
配給 | エレファントハウス |
制作国 | フランス=ドイツ=ベルギー=イタリア=日本(2021) |
上映時間 | 174分 |
公式サイト | https://onoda-movie.com/ |
(C)bathysphere - To Be Continued - Ascent film - Chipangu - Frakas Productions - Pandora Film Produktion - Arte France Cinéma
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「Sinba」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2021-10-28
終戦後に生まれた私は、戦争の恐ろしさは知りませんが、戦場に行った方は常に緊張と恐怖の日々だったろうと感じます。
私も含めて、今の日本人からは想像出来ないくらい「生と死」に対して兎に角、必死に向き合っていた時代だったのでしょう。
この映画を見て、海やジャングル、そして人間の表情をじっくり描写されている場面が多く、鑑賞する人々がどのように感じるかを問いかけているかのように受けました。
監督さんがフランス人の方なのですが、戦前の日本人の気質という事もよく理解されて細やかなところまで良く表現されていたように思いました。