カリプソ・ローズ 作品情報
かりぷそろーず
カリプソ・ローズは半世紀以上もカリプソの女王として君臨し、西インド諸島の人々に深く愛されているシンガーである。1940年、トバゴ島に生まれたローズは、15歳からギターを片手に作詞作曲をはじめ、800を超える曲を創った。パリ、トリニダード&トバゴ、ニューヨーク、西アフリカのベナン共和国と、音楽の旅を続ける彼女を追いながら、牧師の娘として生まれながらカリプソ・アーティストを志し、男性中心の音楽業界で名を上げるまでの苦労、歌詞に込める思い、そして結婚をしていない理由など、これまで語られることのなかった秘密が明かされていく。ローズ個人の人生を紐解くうちに、トリニダード&トバゴが生んだカリプソとソカの背景や、カーニバル文化の重要性、さらにアメリカやイギリスに移民するアフロ・カリビアンたちの生き方までも理解できるだろう。ナビゲート役はローズ本人が務め、カリプソの大御所マイティ・スパロウや、ローズの開拓した道を歩む人気シンガー、デストラ、カリブ海の名門大学、西インド諸島大学の教授やスティール・パンの研究者、文化省大臣などのコメントが奥行きを持たせている。カリプソ・ローズの魂のドキュメンタリーである本作は、カリブ海と街の色彩、カリプソやレゲエ、スティール・パンの音色が旅情をそそる、カリブの文化や音楽に魅かれる人なら必見の作品である。
「カリプソ・ローズ」の解説
カリプソ歌手、カリプソ・ローズの70歳を記念して2011年に制作されたドキュメンタリー。半世紀以上もカリプソの女王として君臨してきたローズが歌う苦難と栄光の人生を追い、カリプソの背景や、アフロ・カリビアンたちの生き方までも解き明かしていく。監督は、カメルーン出身のパスカル・オボロ。ウィダー国際映画祭2012審査員賞、ワガドゥグ全アフリカ映画祭2013ドキュメンタリー部門銀賞受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2021年4月23日 |
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キャスト |
監督:パスカル・オボロ
出演:カリプソ・ローズ マイティー・スパロー オルケストル・ポリ=リトゥモ・ド・コトヌー パトリシア・モハメッド デストラ・ガルシア ウィストン”ジプシー“ピーターズ フェイアン・ライオンズ デニーズ・プラマー ダーボ・ウノン キム・ジョンソン |
配給 | LIME Records |
制作国 | トリニダード・トバゴ=フランス(2011) |
上映時間 | 85分 |
公式サイト | https://calypsorose.jp/ |
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