生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事 感想・レビュー 3件

いきろしまだあきらせんちゅうさいごのおきなわけんちじ

総合評価5点、「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「キムチ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-12-23

あの時代の沖縄に、これだけ民衆のことを考え民衆のことを思ったリーダーがいたことに驚くし感動する。
民衆の側から描かれることの多い沖縄戦のドキュメンタリーの中にあって政治家の側から描いた作品。
資料の少ない中で、様々な証言から島田知事の人柄を浮かび上がらせる手法が見事。
海軍大田中将、陸軍牛島中将、二人の自決を「戦闘を終わらせるのがリーダーの役目だった」と言及しているのも興味深い。
是非ともたくさんの人たちに見てほしい作品です。

P.N.「ヒンプン堂」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-06-06

今回の作品及び、前回の作品今後記録に残る素晴らしいさくひんでした。県外者だからできた作品と考えます。
と同時に、琉球沖縄史を長年考えてきた者として、いつも疑問を感じます。
薩摩及び日本の琉球・沖縄に対し行ってきた侵略・弾圧・併合などなど負の歴史が余りにも多すぎる。それに対し県外のジャーナリスト・知識層などなどは無視し続けている。何故?負の歴史を直視することが怖いから?
この映画の続編で、鹿児島出身の奈良原県知事・沖縄戦直前に逃げた泉知事などなど負の歴史の記録映画もどうだろうか。

P.N.「身内に犠牲者」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-03-14

 沖縄戦で南部に避難する途中で、祖父と長兄が米軍の機銃掃射と艦砲射撃で死んだと聞いています。
 この映画はよくある戦争映画ではなく、ほとんど残酷な場面は出てきません。当時の動画や画像、証言を駆使して淡々と沖縄戦の実情を綴っています。しかし、途中でトイレに席を立つタイミングを見つけるのが難しいくらい、引き込まれました。知っている入ったことのある場所が次から次へと登場するからかもしれませんが。
 ここで感じたのは、「遺骨混じりの土砂を基地建設に使うな」という問題です。まさにこの映画が取り上げている南部地域にその遺骨が埋まる場所はあるんです。
 75年経っても浮かばれない犠牲者に手を合わせたい🙏

最終更新日:2023-08-21 02:00:02

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