英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019／20 ロイヤル・バレエ「コンチェルト／エニグマ・ヴァリエーション／ライモンダ 第3幕 」 作品情報

〈コンチェルト〉ドミトリー・ショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲2番に乗せたケネス・マクミラン振付による作品。闊達な第1楽章、バーレッスンを模したパ・ド・ドゥが比類なき美しさをみせるゆっくりとした第2楽章、そして第1、第2楽章のソリストにコール・ド・バレエを加えて楽譜の上を走り回るような第3楽章。〈エニグマ・ヴァリエーション〉まだ知名度も低く自信喪失気味の作曲家エドワード・エルガーが、著名な指揮者からの電報を不安気に待つ間、妻や友人たちが集まって彼を励ます。エルガーが『エニグマ・ヴァリエーション』（エニグマ変奏曲）を作曲した時のドラマを、彼を取り巻く人々の友情を中心に描いた作品。〈ライモンダ 第3幕〉マリウス・プティパによるロシア・クラシック・バレエの粋を集めた古典絵巻を、ルドルフ・ヌレエフが再振付。ハンガリーの王女ライモンダと、十字軍から帰ってきて恋のライバルを倒した騎士ジャン・ド・ブリエンヌの結婚式が始まる。音楽はアレクサンダー・グラズノフ。