ずぶぬれて犬ころ 作品情報

ずぶぬれていぬころ

2017年、中学生の小堀明彦(森安奏太)は学校でいじめにあっていた。教頭の諸岡は、掃除用具庫に閉じ込められていた明彦を見つけ、教室に落ちていた張り紙「予定は決定ではなく未定である」を書いたのは、以前、諸岡が関わった生徒だったことを語り始める……。その生徒の名は、住宅春美。後の住宅顕信(木口健太)である。春美は高校に進学せず、調理師学校に進んだ。1980年前後、諸岡は、春美が働いていた食堂で彼女を紹介され、その後、商店街で再会。月日は流れ、春美が得度し顕信という法名になり「無量寿庵」という仏間を作ったことを知る……。明彦は、諸岡から借りた住宅顕信の句集『未完成』を読み始め、その俳句と住宅顕信の生涯にのめり込んでいくのだった……。1984年、22歳の住宅顕信は急性骨髄性白血病を発症。家族の献身的な介護に支えられながら、句作に没頭する。だが、病状が悪化し、句集『未完成』の原稿を握り締めながら1987年に25歳の若さで亡くなった。生涯に残した俳句はわずか281句。明彦は住宅の句と生き方に感銘を受け、少しずつ変わっていく……。

「ずぶぬれて犬ころ」の解説

25歳で早逝した俳人・住宅顕信の人生を、生き辛さを抱えながら生きる現代の中学生と重ね合わせて映し出すヒューマンドラマ。いじめによって掃除用具庫に閉じ込められていた明彦を見つけた教頭の諸岡は、以前、諸岡が関わった生徒・住宅春美について語り始める。出演は「おんなのこきらい」の木口健太、岡山県出身の新鋭・森安奏太。監督は「モバイルハウスのつくりかた」の本田孝義。2019年5月17日より、岡山 シネマクレールにて先行公開。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年6月1日
キャスト 監督本田孝義
原作横田賢一
出演木口健太 森安奏太 仁科貴 八木景子 原田夏帆 坂城君 脇田敏博 柳田幸則 大岩主弥 金本保孝 渡辺厚人
配給 パンドラ
制作国 日本(2018)
上映時間 100分
公式サイト http://www.zubuinu.com/

(C)戸山創作所

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予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:4.33点★★★★☆、6件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-04-14

すぶぬれて犬ころをまた観て、とても感動した。これは夭折の俳人、住宅顕信さんのことに触れているが、住宅顕信さんは尾崎放哉さんに心酔されていたと知って、私はひじょうに親近感を持った。私は尾崎放哉さんのファンだからだ。尾崎放哉さんと言えば、種田山頭火さんのことも頭に浮かび、私は自由律俳句はいいものだとつくづく思う。この映画はほんとに共感できるところが多く、生きるということをあらためて、しっかり考えさせてくれる。素晴らしい作品だ。

最終更新日:2023-04-24 16:00:01

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