君の名前で僕を呼んで 感想・レビュー 12件
きみのなまえでぼくをよんで
総合評価4.25点、「君の名前で僕を呼んで」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「とまと」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-06-18
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この映画、オリヴァーが駅で電車に乗る別れのシーンで余韻を持たせて終わり、ではだめだったのでしょうか? エンドロールで、風の便りでオリヴァーの婚約を知りエリオが涙する場面を見せる程度で。
エリオの父の演説が、説明がましくて若干興ざめ。父のセリフの内容は観客が各自、自由に感じ取れば十分なのでは?
父が手放しで絶賛するせいで、逆にオリヴァーの狡さの印象が心にひっかかってしまって…。無軌道な恋愛や飲酒や喫煙から未成年の息子を守らない父親。部外者に、まして親に、恋愛の当事者の内情なんてわかるはずもないのに、端からあれこれ言うことが野暮にみえてしまう。二人の間に、父が言うほどの崇高な心の交流や稀有な絆なんて、本当に存在したの?
2人の気持ちの温度差や立ち位置の違い、見た目の年齢差の違和感も、駅で別れるシーンでさらっと終わっていれば、さほど気にならず、ひと夏の恋の切なさに浸れたかもしれません。
P.N.「みかん」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-02-22
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相手が同性でも異性でも、人と人が愛し合うのは素敵なことだけど。
オリヴァーが避暑地でしていたことを、何も知らずに結婚する婚約者が気の毒。同時進行で複数の人間と関係を持ったり、世間を欺く隠れ蓑にするために、たいして好きでもない他人を利用したり。人を裏切り傷つけていることへの自覚が無さすぎ。
苦渋の選択なので責めるつもりはないが、エリオとオリヴァーの生き方は「美しい友情以上」とまで美化されるようなことなのか。
エリオの父親の結婚生活も、捨てられた息子を羨んで「自分は機会を逃してしまった」と嘆くほどに空虚なものなの?
ラストの涙のシーン、エリオがマルシアにしたことを思い出すと、3分半が長かった。演技力は高いけど。
巻き込まれた第三者のことをとりあえず忘れて、エリオとオリヴァーの恋愛に集中してみることができれば、生涯に一度の恋の、切ない思い出の物語。美形で教養のある二人に世の中は優しい。
P.N.「みかん」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-02-10
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この話、最後のパパのスピーチが絶賛されているけれど。
親として、息子の失恋は、気づいてはいても触れないでおくのが、デリカシーってものではないですか?
いいこと言ったふうに言われているけれど。
自分が偽装結婚の結果の子供だったなんて全然嬉しくない情報だし、ひそかに両親の夫婦仲が心配になります。
(将来離婚したりして)
少年愛だけを「知性以上の稀有で特別な関係」と捉えて、むやみに高尚なものと讃えるのも、一つの偏見ではないですか?
全ての恋愛が当事者にとっては特別、ではダメなんですか?
映し出された木々も湖も街並みもとても綺麗で、見ていて癒される映画だとは思います。
P.N.「アライグマ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-02-09
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タイトルと、二人背中合わせの構図(かつては二人で一人だった)のポスターが素敵。
北イタリアの石造りの街並みや田園風景も美しい。
ティモシーシャラメの演技が自然。
即物的な表現よりも細やかな心理描写を見たかった。
安易に複数の相手と同時進行で関わっているせいで、オリヴァーが禁断の恋に真摯に悩む青年に見えない。未成年のエリオを振り回しすぎ。
古代ギリシャの少年愛の様式を踏襲したストーリーなので、女性の扱いが添え物なのは仕方がないが、少年愛をことさら異性愛よりも高尚なもののように扱うのも、ある種の差別なのではないか。
「稀有で特別な絆」と父親が語っていたが、一心同体だと感じるような唯一無二の愛と絆が、エリオとオリヴァーの間にあったのだろうか。
エリオには忘れがたい初恋でも、オリヴァーにとっては当初から結婚前の避暑地の思い出作りだったのでは。
オリヴァーに24歳の青年らしいナイーブさがあったら、切ない青春の葛藤と彷徨の物語に見えたかもしれない。
喜びも痛みも大切に。恋が終わっても、互いの経験が心の中に残りその人を変えていく、というメッセージは美しい。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-12-29
又本ルカ・グアダニーノ監督のイタリア米軍基地で働く苦悩せる男女の青春群像劇の連続TVドラマ〈僕らのままでwe are who we are〉も音楽シーンも佳くて,中々に見応え有り!
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-07-30
👨❤️👨スター・チャンネルの放映で再見した本篇,関連ニュースにも在ったけれど,此の恋愛感情は異性愛,同性愛を含むナチュラルなもの何じゃ無いのかなぁ,暖かな日溜まりの中で交わされる辿々しさ,lyricalなタッチは痛みを伴う初恋そのものだ👩❤️👩
P.N.「伯方の塩」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-02-01
この映画の全てが大好き。
もはや芸術的な容姿のティモシー・シャラメが役にぴったり。
DVD買って見まくります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-11-15
映画「ムーンライト」等も連想させる作品,ローマの彫像見たいな美少年が格調高く登場!ラスト辺りで女性コミック「残酷な神が支配する」を思い出したんだね、観客の泪も誘うが寛容な両親やガールフレンドの気持ちも嬉しい作品かな。渋谷のギャラリストのお薦めで名画座で観賞
P.N.「呼び合い〜臆病な愛の共振〜」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2018-05-16
多少、見やすく編集してある所為か?ストーリー展開に違和感も残しつつ、こんな完璧な設定は、やはり、映画だからこそ。美しいどちらも臆病な男同士のひと夏の熱い友情。名曲の枯葉のように少年の愛は汚れなく、成長への火を灯す。お互いに呼び合い共振し一つになる。愛は経験。知が経験と成るとき神は美しい光となる。
P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2018-05-04
両親に偏見がなく、むしろ肯定的、主人公の彼女も修羅場は展開しない性格。こうなると、お互いの気持ちがネックだが、二人の恋愛感情のバランスが等価でない(ように見える)ので、今一つ釈然としない。主人公の繊細な感情表現は、細やかで良かったので、相手のあっさり感については、狙って表現してるのかも知れないが。「モーリス」が頭にあると物足りないかも。
P.N.「r」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-05-01
すごーく良かったです!
主人公の男の子の、年上の彼へのゆだねっぷりが半端ない。役者として素晴らしい素質なのではないでしょうか。
そして開放的な自然と、清く正しい(あえての)思春期。
日々何事もきゅうきゅうとしてる日本に住んで育った身としては、とても羨ましい。
P.N.「ポン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-04-29
すがすがしい作品だったと思います。
この映画の素晴らしさは、エンディング近くの場面ー大学教授のオヤジが息子に語るシーンに尽きると思う。本当に理解あるオヤジさんだこと。アッパレです!
惜しくも受賞は逃したが、アカデミー賞の主題歌賞候補になっていた楽曲がいいですねえ! 『リメンバー・ミー』よりこっちの方が好きだなあ。
GW公開中の作品群の中ではトップクラスに入る出来ではないだろうか。
ただ問題がひとつあるなら、岡山地区上映館の「イオンシネマ岡山」ー小さなキャパは仕方ないにしても、隣の大キャパのデジタルサウンド(ドルビーアトモス?)の音漏れがすごかったぞ(笑)